竹中平蔵は何に怯えているのか? 五輪批判派を「非国民」扱いして批判殺到、上から目線の支離滅裂発言が示す危機感

2021.07.26
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by tututu
ウィキメディアコモンズ竹中平蔵_
 

竹中平蔵元総務相(現・パソナ会長)が24日、自身のツイッターを更新し、「五輪は最高の『非日常』だ。だから色んなことも起こりうる」とした上で、「心からこの五輪を応援しよう、それが心ある国民の声だ」とツイートした。しかし、ネットでは「今はコロナ禍、非日常なんてあるか」「応援するだけの余裕もない人は非国民なのか」など批判が殺到している。

竹中平蔵氏、五輪応援しない人は「非国民」

竹中氏は元通産官僚で、経済企画庁長官や内閣特別顧問、内閣官房参与などを歴任した作家の故堺屋太一氏の言葉を引用する形でツイート。

「故堺屋太一さんは、祭りのような『非日常』があって初めて、社会は面白くなり発展すると述べられた。五輪は最高の『非日常』だ。だから色んなことも起こりうる。それを政治的に、姑息に目くじら立てて批判するのは寛容・平和の五輪精神に反する。心からこの五輪を応援しよう、それが心ある国民の声だ」と綴った。

しかし、新型コロナ感染の拡大が止まらない中、当たり前の生活を送ることすらできていないのが世界の現状だ。

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なぜ、竹中氏はこのようなツイートをわざわざしたのだろうか。少し焦っているようにもみえ、まるで何かを怖がっているようにも感じる。

ネットでは竹中氏に異論の声が続出。「国民はずっと非日常を強いられている」「非日常とは日常があってはじめて成立するもの」「心ある国民の暮らしぶりをわかっていないのは竹中氏のほう」など批判は収まりそうにない。

「パソナはスポンサーでなくサポーター」見苦しい言い訳

発言するたびに炎上してしまう竹中平蔵氏。この2日前にもツイッターでの発言が批判されていた。

経団連の十倉雅和会長が20日、当初出席予定だった東京五輪開会式の欠席を表明。経済同友会の桜田謙悟代表幹事、日本商工会議所の三村明夫会頭も欠席し、経済3団体のトップが見合わせるという異例の形となった。

竹中氏はこうした事態を受け、22日に自身のツイッターで「かつて『日和見主義』という言葉が使われた。自分は関わりたくない、見て見ぬ振りをするという意味。経済3団体のトップが五輪開会式に出ないのは納得できない。経済界を代表して、世界に歓迎の意を表するべきだ。騒がしいネット世論を気にした日和見主義ではないか!せっかくの五輪を盛り下げている」と綴った。

強い口調で経済3団体のトップを非難した竹中氏だが、自身が会長を務めるパソナグループもトヨタ自動車やパナソニックなどと並び幹部の開会式欠席を表明していた。

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この竹中氏の謎過ぎるツイートに、ネットでは「完全にブーメラン。パソナもスポンサーだし」「これは竹中さんの自虐ネタですか?」「会長の言葉と会社がやっている行動が違う」などのコメントが相次いだ。

こうした指摘を受け、竹中氏は「昨日経済界トップは五輪開会式に出て世界に歓迎の意を表すべきと述べたら、予想通り批判がきた。スポンサー企業はどうなんだ、と。政治のトップ、経済のトップが出るべきだが、スポンサー企業は大会を支えるのが仕事。役割が違う。ちなみに私が会長を務めるパソナはスポンサーじゃない、サポーターだ」と反論。

だが、火に油を注いでしまったようなもので、「言い訳が見苦しい」「子どものケンカか」「サポーターとスポンサーの違いを理由にしても本質は変わらない」などの意見があがっている。

コロナ禍でさまざまな負担を強いられ、仕事も見つからず、日々の食事に困っている人もいる。そうした応援したくでもできない人たちをまるで「非国民だ」とする竹中氏の主張はやや乱暴だろう。

竹中氏が会長を務めるパソナグループはJOCオフィシャルサポーターとして、五輪関連の人材派遣に深く携わっている。

それゆえ、竹中氏の発言が「自分の損得しか考えていない」「国民の心や政治を自己利益実現のためだけに壊した張本人の本音」「スポンサーは金を出すが、パソナは儲かるだけ」と揶揄されても仕方ないかもしれない。

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大会初日からメダルラッシュが続いている日本。選手たちはそうした声に惑わされないよう試合に集中してほしい。

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