デジタルに強い子どもを育てる。親がすべき「ネットリテラシー」の高め方

 

3.今後求められるものは?

情報収集や検索スキルがとても高い代わりに、考える前にネットで調べて答えを出そうとするのがデジタルネイティブ世代の傾向です。これは悪いことではありません。

翻訳ソフトの性能が高まっているため、将来は、語学の勉強も不要になる可能性もあります。他言語を学ぶことの意義はあるものの、実務レベルでは翻訳ソフトで解決するからです。

また、ネットで調べればわかるような知識の学びは、これからはあまり意味があるとはいえません。それらの知識を駆使して新しい価値を作り出すことが求められるからです。

これからは、世の中の何が課題で、その課題を解決するにはどのような価値があればよいのか、そのために何が必要なのか、をトータル的に考えることができる思考力、洞察力、想像力が求められます。

◆家庭教育アドバイス・・・「親としてどうする?」

親としては、子供の思考力、洞察力、想像力を高めるための環境作りが求められます。これからは、プログラミングを学べばいいんでしょ?と言う安易な発想では太刀打ちできません。プログラミングは皆、出来るような時代が来ます。

その中を生き抜くのですから、柔軟な「頭脳」を持つ「地頭」を鍛えることが先決です。「経験」の機会を持ち、「失敗」を繰り返し、「試行錯誤」する姿を見守り「挑戦」させ、「粘り強さ」を持って取り組む力をつけさせることが求められます。

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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