90%の日本国民が超貧困層に。衰退確実の我が国に求められる「整備」とは?

 

ということで、選挙権のある90%の日本に住む貧乏な日本人の国家で、その人たちにサービスを行うのが、政府の仕事であるから、日本衰退の準備をする必要があるのだ。その見返りとして90%の国民からも税金を取るしかない。

まず、衣食住を十分に準備することと、エネルギー確保となる。この準備が衰退時でも必要になる。円安で海外の産物価格は高騰しているので、国内産業の再構築が必要になる。

住は、人口減少になり中古住宅は、今後ともに余ってくるので、リノベーションして住むことだ。木材価格も上がり、新築は相当な値上がりになる。木材も日本材が中心になる。

このための林業活性化が必要になり、山の所有権を統合して、大きな面積で事業ができる、採算が取れなるようにすることだ。このため、個人所有を禁止してもよいかもしれない。企業所有でない山林の国有化を行うことも視野に入れた再生策が必要になる。

衣は、リユースである。この分野が充実してきている。古着屋が江戸時代には相当数あったが、その時代が再来している。この証拠にハードオフや、セカンドストリート、トレジャーファクトリーでも店の中心は衣料品であり、買っている人も多い。ユニクロやワークマンも買う人が多いが、そこより安く、いい物がある。

そして、食であるが、国内食糧が中心になる。超円安で海外のものが高くなり、国内産で生きるしかない。そうすると、その中心は、コメであるが、米粉にしてパンや麺などにして食べることになるのであろうが、栄養的には不足する。

栄養的には玄米が重要なことになる。ここでも江戸時代に戻ることになりそうだ。一汁一菜に戻る時には、玄米が栄養的にはベストになる。

肉も牛・豚は高くて、庶民が口にできるのは、鳥、ジビエになるのであろう。海産物も徐々にシフトしてくる。世界が食べないタコやイカや深海魚などになるしかない。冷凍技術が進み、海産物で今まで捨てていた物まで商品化できるようになるし、するしかない。

その他、たんぱく質の補給に、昆虫食も出てくる。蜂の子の漬物など、今後どこかで製品化することになると思う。

一方、マグロやブリなどの高級魚は、輸出品となる。果実も輸出品となり、日本の外貨獲得に貢献することになり、庶民が口にするものではなくなる。庶民が口にできるのは、規格外の果実などである。

この国内食糧生産の農業と太陽光発電の土地の取り合いが起きることになる。その法律を整備しておくことが重要である。国民の食糧確保と同時に安価なエネルギー確保も重要な政府の仕事になる。

エネルギーは、太陽光発電が中心であろう。東北の日本海側と北海道の留萌周辺では風力発電が採算に乗るが、東京までの電力線整備が必要になる。石油など化石燃料は、新規の投資がされないことで、今後価格高騰が続くことになる。再生可能エネルギーへの転換は国策になる。

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