FPが伝授、物価上昇に勝ちたい人が押さえるべき保険の見直しポイント4つ

2023.01.17
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多くの方が万が一の時に備えて加入している保険ですが、その掛け金に日々の生活が圧迫されているようでは元も子もありません。物価高騰の折、そんな保険の見直しをお勧めしているのは、ファイナンシャルプランナーで『老後資金は貯めるな!』などの著書でも知られ、NEO企画代表として数々のベストセラーを手掛ける長尾義弘さん。長尾さんは今回、「物価上昇に勝てる保険の見直し方」を詳しく紹介しています。

プロフィール:長尾 義弘(ながお・よしひろ)
ファイナンシャルプランナー、AFP、日本年金学会会員。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『老後資金は貯めるな!』『定年の教科書』(河出書房新社)、『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)。共著に『金持ち定年、貧乏定年』(実務教育出版)。監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』など多数。

一度見直せば「ほったらかし」で大丈夫。FPが教える、物価上昇に勝つ「保険の見直し方」とは?

2022年は、値上げラッシュの年でした。ガソリンはもちろん、食料品、日常品などを含めて軒並み値上げされました。これは2023年も続くと予想されます。家計が厳しくなり、日々のやりくりに頭を悩ませた人も多いでしょう。

物価全体の上昇は約3%ですが、家計は、その何倍かのダメージを受けている実感があります。値上げで支出が増えた分をどこかで節約しないと赤字がどんどん膨らんでいくということになります。

節約のコツは、固定費の見直しです。そのもっとも有効なのが保険の見直しなのです。

今回は、物価上昇に勝てる保険の見直しについて説明しましょう。

一度見直しをするとあとはほったらかしで大丈夫

なぜ保険の見直しが、もっとも有効な節約方法なのかというと、効率的にしかもその効果がずっと継続できるからです。最初は、保険を調べたりして面倒な作業もありますが、見直して保険料を下げることに成功すれば、その後はほったらかしにしても、その効果がずっと続きます。

たとえば、毎月夫婦あわせての保険料が月額4万円のところ、もし見直すことで月額2万円の保険料になったら、毎月2万円の節約ができます。夫婦収入の合計が月額40万円だとすると約5%の節約です。

つまり、3%以上の物価上昇に勝てる節約ができることになるのです。

では、具体的に「物価上昇に勝てる!」保険の見直し方法を説明していきましょう。

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