大手食品メーカーには不都合な中身。健康になるための「真実」が書かれた本

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さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

よくある、「テレビで○○先生が言ってたから」とか、「XX委員会の報告書によると」というのは、権威のある人や組織でも、きちんとしたデータや研究の結果に基づいていなかったり、正しく解釈されていない限り、エビデンスの中では一番弱いレベル

日本人の死因リスクトップ10を整理すると、ピロリ菌とC型肝炎ウイルスを除いて、そのほとんどが、たばこ、食事、運動、アルコール、ストレスに関連するもの

アメリカでは、お皿のサイズが1990年代に比べて、約23%も大きくなっています。お皿や飲み物の容器が大きくなるのに伴って、食べる食べ物・飲み物の量も必然的に増えました

人間の行動は、何らかの「流れ」の中で行われるもの

すでにやっている1つの習慣に、新しく身につけたい行動を1つだけくっつける

やめたい行動は危ない状況ごと避ける

日本のテレビや新聞で、「~を食べると認知症に良い!」といったうたい文句で作られている番組や記事をよく見かけます。この手法は、学問の世界では「還元主義・リダクショニズム(reductionism)」といいます。簡単に説明すると、複雑な事象を、単一のシンプルな要素に着目して結論づけることを指します

特にアジア人において、白米の摂取量が高いほど糖尿病のリスクが高い

野菜と果物は、量でいうと約80g食べるごとに、5~6%ほど死亡率が低くなる

じゃがいもは野菜ではなく炭水化物

加工肉は発がん性があり、赤肉はおそらく発がん性がある

食品表示で、「植物性油脂」「植物性食用油」を使った食品加工物は、トランス脂肪酸を含有している可能性が高い

砂糖やシロップなどが入っている食べ物や飲み物は避けましょう

お酒の良し悪しの判断には「何を一緒に食べるか」に関して注意が必要

喫煙者などの特定のグループでβカロテンのサプリメントを服用すると、肺がんの発生率や死亡率が上がる

「誇り」は定期的な運動、食事、性生活などの分野で、健康的な生活を送るために鍵となる感情の1つ

サプリメントの有効性や、加工食品に含まれている物質へのシビアな評価が含まれており、正しい健康知識を手に入れたいビジネスパーソンにこそ読んで欲しい、信頼できる情報源です(残念ながら、テレビCMしか観ていない情報弱者は、これらの物質が含まれた加工食品を買ってしまっています)。

何がエビデンスとして信頼できるのか、詳しい解説もあるので、これ一冊読めば、今後どんな情報が流れてきても、自分で判断できるようになるでしょう。

一生働ける、健康な身体を手にいれるために、ぜひ、読んでいただきたい、健康ノウハウの決定版です。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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