なぜか離婚原因が相手にすり替わる「モラハラ気質」な人の頭ん中

Unhappy couple having an argument in living room at home. Woman sitting at home. Sad pensive young girl thinking of relationships problems sitting on sofa with offended boyfriend,conflicts in marriageUnhappy couple having an argument in living room at home. Woman sitting at home. Sad pensive young girl thinking of relationships problems sitting on sofa with offended boyfriend,conflicts in marriage
 

彼氏や旦那がモラハラ気質かもしれない─。そう思ったことはありませんか? 今回のメルマガ『探偵の視点』では、著者で現役探偵の後藤啓佑さんが、モラハラ気質な依頼人からの案件を紹介しながら「モラハラとは何か」について詳しく語っています。

モラハラの依頼者

「妻に『あなたから長年モラハラを受けてきました。我慢できないのでもう出ていきます』と言われました。多分、浮気しているから調査してください」

先日、こんなセリフから始まる相談を受けました。

少し引っかかる出だしです。

妻に「モラハラがあるから出ていく」と言われたのに、「浮気をしているから出ていく」と直結して考えるのが疑問ですよね。

そして、相談者である彼の話を聞いていくと、完全な“モラハラ気質”を感じます…。

奥さんの話のほうが真実ではないか?しかし、相談者は彼です。

こんな時はどうするべきか?

僕的には、「浮気をしているかどうかのみを調査し報告する」というのがベターだと考えています。

奥さんの転居先は、浮気があった場合に弁護士を通して伝える。

もし、モラハラ気質の夫に、逃げた先の住所を与えてしまったら?両者にとって幸せが遠のいていく未来しか視えませんよね。

このように、モラハラが絡む案件は、状況によっては両者の不幸を招く可能性があるので、ありのまま伝えることは危険です。

クライアントファーストとは言いつつも、危険な香り察知しておかなければならない。探偵の難しい部分です。

ところで、ここでモラハラについて改めて整理しておきましょう。

モラハラとは、「モラルハラスメント」の略で、道徳や倫理に反した嫌がらせで相手を精神的に追い詰める行為全般のことを言います。いわゆるDVの精神版ですね。

個人的に、モラハラの最大の特徴は、モラハラをしている側は「自分がモラハラをしている」ということを認識していない人が多い部分です。

通常のDVであれば、殴る蹴るなど、相手に傷がつくことが多いのでDV自体を認識することが多いですが、精神DVは、ぱっと見では被害者のダメージを認識できません。

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