なぜ「外に出せない」のか?質の高いアウトプットができない理由

 

ビジネスシーンで重要視されるアウトプットを質の高いものにするためには何が必要だと思いますか? 20代の頃に開催していたビジネス塾で「外に出す」ことの大切さを学んだ接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、Shop business mindfulness (SMF)を主宰し、メルマガ読者がアウトプットできる機会を創出しています。なぜそのような場を作ったのでしょうか。その理由を『販売力向上講座メールマガジン』で解説しています。

そもそも、アウトプットする機会がない

これは僕が20代半ばの頃に在籍していた会社で経験してきたことです。

当時のリーダーが塾長となって実施していたものでして、僕はそのメンバーとして参加しました。業務外のことでしたが、挙手制だったので「やってみよう」と思い参加をしたところ、これがまぁ、難しいのなんの。

それまで、自分の頭の中ですらまともに考えられていなかったところへ、さらにアウトプットまでやることになり、最初は全然考えがまとまりませんでした。

でも、何度かやっていくうちに次第に感じたことは、「外に出す」ことをしない限りは、人は成長できないということです。

「外に出す」作業のことをビジネス界隈では『アウトプット』と呼びます。

例えば接客に置き換えてみると、「商品知識を勉強する」のがインプットだとしたら、「覚えた商品知識をお客様に伝える」のがアウトプットという見方もできるでしょう。

ご存知の通り、商品知識をいくら覚えたところで、お客様に伝える機会がなければ意味はありませんよね。

また、伝えようとしてもうまく言葉にできず説明がグダグダになれば、それもまたアウトプットとしては質が低いとなってしまいます。

だから質の高いアウトプットができるようトレーニングが欠かせないのですが、その機会を持っている人はほとんどと言っていいほどいないのです。

日々の仕事が忙しいこともあるでしょうが、それ以外にも理由はあります。

そもそも外に出す習慣がないので、出す機会自体がないわけです。

そんな機会を誰かが作ってくれるのを待つだけの人もいますが、それにしたって強制参加でもない限りは結局やらないまま終わっていくでしょう。

だから一度くらいは、アウトプットの機会に自分から飛び込むことをしてもらいたいと思います。そのためにSMFを作りました。

別にそこで正しいか正しくないかを決めるわけではありません。

今回に限っていえば、自分の考えを出してほしいというだけですから、さまざまな考え方が出てくる方がむしろ学びにもつながります。

今回のSMFはたった10回ですが、これまでの経験上、その10回すらできない人が大半でしょう。

それで、「お客様のために」とか言っているのは甚だ疑問でしかありませんが、そのくらいの意識の人が世の中にはほとんどなのです。

「できるかどうかわからない」も必要ありません。できるかどうかわからないから、やらないとできないままです。考えを外に出す機会を作ってください。

今日の質問です。

  • この一ヶ月でアウトプットの機会を作るとしたら、何をしますか?

出典:メルマガ『販売力向上講座メールマガジン

image by : shutterstock

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