なぜ、中央アジアには名前に「スタン」がつく国が多いのか?

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地理の授業、あなたは好きでしたか?子供の頃は苦手でも、おとなになってから地理について学ぶことで得られる知見は多いかもしれません。今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、世界情勢が目まぐるしく変わる今だからこそ、地理を学ぶ重要性が高まっているとして大人が受ける地理の授業のような一冊を紹介しています。

知っておきたい世界情勢・地理の視点⇒『世界の今がわかる地理の本』

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世界の今がわかる地理の本

井田仁康・編著 三笠書房

こんにちは、土井英司です。

ウクライナ・ロシアをはじめ、世界情勢が目まぐるしく変わるなか、地理を学ぶ重要性が高まっています。

地理を知ることで、各国が置かれている状況や、国家運営をする上での制約条件が見えてくる。

もちろん、グローバルで活躍するビジネスパーソンにとっては、基礎教養として必須です。

本日ご紹介する一冊は、日本地理教育学会長、日本社会科教育学会長などを歴任している、筑波大学人間系長、教授の井田仁康さんによる地理の教養書。

世界を「アジア」「アフリカ」「ヨーロッパ」「アングロアメリカ」「ラテンアメリカ」「オセアニア」に分け、それぞれの国・地域の歴史や、主要産業などの統計データ、現在直面している問題、今後の方向性などをまとめています。

コンパクトにまとまっていますが、各国の情報が過不足なく押さえられており、ビジネスパーソンが知っておきたいビジネスチャンス、踏んではいけない地雷ポイントがよくわかります。

また、好奇心やプライドをくすぐるように作られており、例えば以下の内容、知らない人は思わずめくってみようと思うのではないでしょうか。

・ドイツにトルコ系、フィジーにインド系が多いのはなぜ?
・なぜシンガポールは「周りに比べて自然災害が少ない」のか?
・中央アジアに「スタン」がつく国が多いのはなぜ?
・なぜ、カカオ豆農家は豊かになれないのか?

外国の方と話す際に、ネタになるのはもちろん、相手の文化をリスペクトする上でも、押さえておきたいポイントがきっちり書かれています。

380ページと、決して薄い本ではありませんが、押さえられている国・地域の多さを考えると、むしろコンパクトといっていいと思います。

「今日はこの地域・国」といった感じで、スキマ時間に少しずつ読むこともできるので、重宝すると思います。

ご家庭で読んで、クイズを出し合うと、家族全体の地理偏差値が上がるかもしれませんね。

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