いじめ被害保護者を“モンペ扱い”の異常事態。学校や教育委員会の卑怯な「隠蔽手段」

 

近年では旭川市の凍死事件(いじめ)が注目されたが、情報が錯綜していたのを思い出す。私は既に別件で目一杯の状態であったし、他の専門家の方々も多く介入していたようだったから、出番はないだろうと思ったが、事情通という専門団体の方から、当時の校長らの名刺を見せられ、被害家庭に問題があるから頼まれても介入するなと忠告された。

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阿部 「マスコミの前では謝罪のフリをする。これはよくあります。記者会見で頭を下げるが、隠蔽をされたり孤立させる工作をされた被害家庭には謝罪のしゃの字もない。一体、誰に謝っているの?と思います」

 

Aさん 「教育委員会は、マスコミに平気で嘘をつきますね、記者会見では言ったもん勝ちというところかな、議会で質問されても嘘をつく、そして、嘘で議事録が作られる」

確かに記者会見では平気で嘘をつくということは多く見受けられる。TVだとその全てを放映することはないし、報道は真実というよりは、その記者会見で教育委員会の担当者が何と答えたかを報じる役目を担う。議会の議事録も同様で、内容が嘘であっても、そう答えたのだから、それ自体が議事録に記載されることになるわけだ。

ただ、後日問題検証をしようとしても、こうした報道資料や議事録だけ見ていくと、なんとなく教育委員会などは通常運転していたように思えてしまうのだ。

しかし、事実は異なる。多くの被害側が、既存の事実となっていることすらも捻じ曲げられていると言うのだ。

マスコミに嘘ばかり言うというので印象に残っているのは、海南市のBさんのケースだ。

Bさん 「もう長いこと教育委員会とは、やり取りしていますから、どう嘘をつくかはほぼ一言一句間違わず予想ができます。阿部さんもご存じかと思いますが」

 

阿部 「記者の方もあまりにわかりやすい嘘を市教委という立場でするので、驚いていたというのが印象的でした」

実際、記者の方々は問答集を試しているようだ。そして、予想通りに嘘の答えを担当者がしていた。そしていくつもそれが行われ、最後にその門答集を見せて、こういうのがありますと詰め寄ったそうだ。

公務員である市教委の担当者が、嘘をつく事自体問題だが、それ自体を予測され、問答集を作られてしまうというのは、もはや救いようもあるまい。

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