バレた維新・馬場代表の「裏切りと屁理屈」第2自民のヤバい本性。器が小さい大阪オヤジに国民怒りの審判下すか

 

自民は敵か味方か?軌道修正を迫られる馬場代表

松井氏が政界を引退し、2022年8月の代表選挙で日本維新の会のトップとなった馬場氏は同年秋の臨時国会で立憲と“共闘”し、統一教会問題などで手を組んで岸田政権を追い込む姿勢を示した。

安倍・菅政権に対しては「ゆ党」とか「補完勢力」といわれた維新が、岸田政権には対決姿勢を鮮明にしたと思われた。

ところが、2023年4月、立憲の小西洋之参院議員が憲法審査会の毎週開催を「サルがやること」と批判したことに対し、改正議論を進めたい馬場代表が反発し、これがもとで、両党の関係は一気に悪化した。

それ以降、「立憲は政党の体をなしていない」「古い政治をひたすら走っている」などと立憲を罵倒する発言が馬場代表の口から飛び出した。

こうした経緯と姿勢が、維新の立ち位置についてのわかりにくさを招いたことは否めない。

たとえば、維新にとって自民は倒すべき敵なのか、それとも連立政権を組むこともあり得る相手なのかといったことについての不透明感がより強まった。

最近の世論調査によると、次の衆院議員選挙で「立憲民主党などによる政権交代」をのぞむ人が「自公政権の継続」をはるかに上回っている。

もちろん、自公政権に愛想をつかした人々が次善の策として選択しているのであって、立憲を中心とした野党勢力に信頼感を抱いているわけではないだろうが、とにもかくにも非自民の政権を望む民意は想像以上に高まっている。馬場氏の反立憲路線がそこから大きく外れているために自ら苦境を招いていることは確かだ。

今回の衆院補選に擁立した候補者の落選が判明した後、馬場代表は記者団に「わが党の実力のままの結果だ。まだまだ関西以外で小選挙区で勝つのは非常に厳しい状況だ」と神妙に見解を述べた。

立憲を押しのけて野党第1党にのし上がろうとしていた馬場氏は軌道修正を余儀なくされている。

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