突然ですが、正しい焚き火の起こし方、知ってますか? これから暖かくなり、BBQなどの機会も多くなるというもの。そんな時に着火剤に頼らずマッチ1本で火を起こせたら周囲や家族から尊敬されまくれます! そこで長崎の体験型無人島スタッフが正しい焚き火の起こし方を直伝してくれました。
マッチ1本で焚き火起こす方法
「もっさーん!マッチ1本で火が着いたよー」
小学4年生のYちゃんが目を輝かせながら僕に近寄ってきます。Yちゃんは1泊2日の日程で大分県から家族と一緒に「無人島・田島」にやって来きました。
無人島・田島には電気、ガス、上水道がありません。お湯を沸かす、ご飯を炊く、お風呂を沸かすには、自分で火を起さなければなりません。Yちゃん焚き火マスターへの道!特訓開始です!
火を起こす時にいきなり大きな薪に火をつけても火は起きません。今回はまずヒノキの皮を細く裂き、皮の塊をつくってから小さな火を起こします。そこから徐々に大きく育てていきます。
田島では火をつけるときは敢えてマッチを使うようにしています。もちろん、自由選択ですよ!空気の通り道を作り、火を付ける場所を決めてマッチを擦る。これがなかなか難しい。マッチに火が着いてもすぐに消えてしまいます。
火は下から上に向かって燃え上がる、風の影響、マッチとヒノキの皮の距離など様々な状況を考えなければ上手くいきません。火が着かなければご飯も食べられません。
Yちゃんは最初マッチを6本使いやっと火が着きました。2回目以降は徐々にマッチの本数が減っていき、2日目のお昼にはついにマッチ1本で火を起こしました!たった2日間で焚き火マスターです!すごいぞ!!
嘘みたいな話ですが、最近は子どもが火に触れる機会が減少し「火が熱い」という事を知らず、焚き火の中に手を突っ込む子どもがいるそうです。今の時代、マッチで火を着ける事など必要ない事かもしれません。それでも何かあった時に「自分で火を起こす」事って大事なのではないかと思います。田島で焚き火体験いかがですか?
次の日、僕も久しぶりに「火起こし」したのですがマッチ5本使っちゃいました……。
春やすみ子どもキャンプのお知らせ
長崎県の大村湾に浮かぶ自然体験型無人島・田島では3月27日(金)~3月29日まで、「春休み子どもキャンプ2015 in『無人島・田島』」が開催されます。詳しくはこちらまで。
information:
『大村湾~無人島~滞在記「田島」』
長崎県の大村湾に浮かぶ無人島・田島の公式HP。2013年夏に“自然体験リゾート”として生まれ変わったこの島の魅力を、土門拳文化賞受賞フォトグラファー・山頭範之氏の美しい写真で紹介。
『旅まぐ』
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