どう褒める?いつ褒める?キーワードで覚える褒め方、6つのコツ

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子どものやる気を引き出すには、親からの褒め言葉が大切。でも、それがなかなか上手にできないのが親御さんの悩みですよね。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の著者で家庭教育のプロ、柳川由紀さんがいつ、どんな風に褒めたらいいのか、キーワードで覚えやすく6つのポイントを教えてくれます。さらに、褒めるポイントが見つからないときの褒め方の秘策までアドバイスを送っています。

褒めるときの6つのポイント

ポイントは、キーワードで覚えましょう。柳川考案のキーワードですが、是非お使い下さい。「かたいぐのすし:固い具の寿司」です。

か:「過程を褒める」

子どもが何かをやってきたその過程、プロセスを褒めす。

た:「タイムラグを持つ」

一度褒めた後、暫くしてもう一度褒めます。例えば、その場で褒めて、寝る前にもう一度褒める、などです。

い:「いない人」

第三者が褒めていたよ、と間接的に褒めることです。

ぐ:「具体的に」

良かったね、と言うよりも、何が良かったか、どうして良かったかなど具体的に褒めます。

す:「スキンシップ」

褒めるときには、頭をなでる、握手する、肩に触れるなどスキンシップを付け足しましょう。スキンシップを図ると、脳内に幸せホルモン(オキシトシン)が増え、満足感が生まれ、やる気に繋がります。

し:「質問形式」

どうしてそんなに上手に描けるの?どうしたらそんな凄いサーブを打てるの?など質問形式で褒めましょう。

家庭教育アドバイス…「褒めるポイントがない!」

褒めようと思っても、残念ながら褒めるポイントがない、見つけられないと言う方もいます。そういう場合は、「未来のこと」を褒めましょう

今の状態を無理に褒めるのではなく、子どもに「期待」を込めて褒めましょう。例えば、運動が苦手な子どもには「あなたはきっと運動を苦手じゃなくなると思う!」などです。

ピグマリオン効果と言って、「期待値がその後の子どもの成長を決定づける大きな要因の一つ」になるのです。褒めるところを見つけられるのが一番良いですが、「ついついマイナス面に目がいく」という方は、この未来に期待を込めて褒める、という方法をお勧めします。

(ピグマリオンは、ギリシャ神話の登場人物ですが、自分の作った彫刻に恋をしたピグマリオンが、神に祈りを捧げて彫刻を人間にしてもらい、幸せに暮らしたという神話に由来しています)

image by: wavebreakmedia, shutterstock.com

家庭教育アドバイザー 柳川由紀この著者の記事一覧

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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