テレワーカーが陥りがち。頭に浮かぶとヤバい「危険信号」とは

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西村経済再生担当相が経済界にその徹底を再度要請するなど、業種によっては「新たな日常」として定着しそうなテレワークですが、自宅で仕事をするが故の問題点もあるようです。今回の無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者の倉橋竜哉さんが、「在宅ワーカーのプライベートの守り方」を伝授してくださっています。

ぬるい風呂

真っ暗な闇風呂が好きな倉橋竜哉です^^;

「ずっとぬるいお風呂に入っている感覚です」という言葉を聞いたのは、つい数日前にオンライン飲み会を開いたときのことでして、昨今の状況下で、会社への通勤から在宅ワーク(テレワーク?リモートワーク?)に切り替えた方も多いと思います。先日、オンラインで飲み会を開いたのですが、慣れない家での仕事に対する戸惑いやボヤキを口にする人が多かったですね。中でも「なるほど!」と思わずメモしてしまったのが、「なんか、ずーっとぬるいお風呂に入っていてそこから出られない感覚です」という言葉でした。

熱いサウナと冷たい水風呂に交互に入ると気持ちいいですが、お湯なのか、水なのかわからない「ぬるい風呂」って、なんかモヤッとしますよね。それでもぬるい風呂って、ずっと入っていられるので、気がつくと体温が奪われてカゼをひいてしまうこともあったりします。

「家で仕事をする」というスタイルも、仕事とプライベートの境界線があいまいになって、混ざりあってしまい、家のどこにいても、何をしていても、そのどちらからも抜け出せない…そんな状態になっていないでしょうか。

なんとなくその「ぬるい」状況に甘んじてしまってちょっとずつ精神力が削られていたり、カラダがしんどくなっていないでしょうか。

そのぬるい状況を打破するために、「家での仕事に集中できる環境を作ろう!」というような在宅ワーク術については、すでにネット上にいろんな方法がでていますので、そちらをご参照いただくとして、ここでは、その反対側の「家での休息、あるいはプライベートの守り方」について、お伝えしたいと思います。

どんな風に過ごせば休息、あるいはプライベートを充足できるのか?その方法は人それぞれですが、一つの危険信号として、「このあと、〇〇と□□をやらないといけない」という風に、次にやらないといけないことが2つ以上、アタマに浮かんだら、ちゃんと休みが取れていないと思っていいでしょう。アタマが半分仕事モードになっている「ぬるい風呂の状態」であります。

できれば1つも浮かばずに、休みに集中できればそれがベストですが、まあ、現実的には「次にやること」ぐらいはアタマの片隅に残ることもあるでしょう。でもそれが、2つ以上浮かぶようでしたら、目の前の休息のことではなく、仕事に意識を盗られていると言っても過言ではありません。

もし、その「危険信号」がアタマに浮かんだら、目を閉じて、息をゆっくりと吐きながら、自分の身の回りのものに意識を向けてみましょう。

  • 聞こえてくるもの(音)
  • 肌に触れるもの(触覚、温度、湿度)
  • ニオイ、香り
  • 口の中の感覚(味) …etc.

そうすると、先々の仕事に盗られそうだった「意識」を今(現在)に取り戻すことが出来ます。とても簡単なので、よかったらこれを読んでいる今でも試してみてください。

家で休息中でも、あるいは仕事中でも、なんか「ぬるい風呂」に入っている感覚があるときは、常に「未来のこと」に意識を奪われている状態ではないでしょうか。「この後、〇〇をしなくちゃ!」というような。未来に奪われそうな意識を、呼吸を通じて「今(現在)」に取り戻す。そうすることで、ぬるい風呂から抜け出しやすくなります。よかったら試してみてください。

★まず私からあなたにこの言葉をお届けします

「ぬるい風呂に入ったことはありますか?」

image by: Shutterstock.com

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【著者】 倉橋 竜哉(日本マイブレス協会) 【発行周期】 毎朝コツコツお届けします

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