目上に「賀正」はNG?意外と知らない年賀状の常識と不適切ワード

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早いもので、師走も半ばになりました。年賀状を出す予定のご家庭も多いと思います。そこで、家庭教育アドバイザーの柳川由紀さんのメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』でQ&Aコーナーに届いた、年賀状のマナーに関する質問に答えています。年賀状を出す前に、正しい知識をお子さんに教えましょう。

年賀状を書く上でのマナーを知りたい

「家族で年賀状を書き始めたところ、挨拶文を入れるときの書き方、「謹賀新年」「迎春」などの言葉の使い方について子どもたちから質問されました。年賀状を書く上でのマナーを教えて頂きたいです」
静岡県在住 N・Kさん 11歳女児、9歳男児のお母様より。

柳川由紀さんの回答 失礼にならない年賀状の書き方

12月恒例の行事の一つが、年賀状書きですね。

家族みんなでテーブルに集って書く姿が浮かんできます。団らんも兼ねた家族時間として、とても素敵なひとときだなー、と思います。ご質問のマナーについて調べましたので、参考にしてください。

1.挨拶文に句読点はつけません

 「明けましておめでとうございます」と一気に書きます。途中で「、。」は入れません。これは、昔の書状の書き方に由来します。昔は句読点を入れずに書状を出しました。その習慣が残っているのです。また、喜ばしい出来事は続いた方がいいので、「区切りをつけない」という意味でも句読点や使わない方が好ましいとされています。

2.目上の方に「迎春 賀正 頌春 寿 福」などはNG

それぞれに新しい年を迎えた喜びを伝えています。

迎春:新年を迎えました
賀正:
新年を祝います
頌春:新年をほめたたえます
寿:祝うべきめでたい事柄です
福:幸せです

という意味ですが、丁寧さに欠けています

年賀状は本来、礼節を重んじるものですから、自分を謙虚に相手を尊び、礼儀正しい内容を送りたいものです。以下の言葉でしたら丁寧ですね。

謹賀新年:謹んで新年をお祝い申し上げます。
恭賀新年:
恭しく新年をお祝い申し上げます。

また、「新年明けましておめでとうございます」の「新年」と「明けまして」は両方とも同じことで重複しますので、「新年おめでとうございます」もしくは「明けましておめでとうございます」のどちらかを使いましょう。

 3.「去年」ではなく「旧年、昨年」を使う

 去る 失う 滅ぶ」などの忌み言葉は、年賀状には不適切ワードです。

また、参考までに、年賀状の宛名は、連名の場合それぞれの名前の下に」をつけましょう。まとめて大きく一つだけ「様」をつける方もいますが、相手に失礼にあたりますのでご注意くださいね。 

柳川由紀さんからの家庭教育アドバイス

家族で年賀状を書く機会を持つのはとても素晴らしい時間を共有することになります。子どもたちの交友関係はもちろん、親の交友関係についても家族で話すチャンスです。そして、今回のように、手紙のマナーや、日本の伝統についての疑問を家族一緒に考える、調べる、というとても良い機会でもあります。

年賀状を書くことをはじめ、お正月の準備といった日本の伝統行事を親子で一緒に準備することは、子どもにとって有意義な経験です。子ども時代には気づかなくても、大人になったとき、良い思い出として蘇るでしょうし、また、きっと親に感謝をすると思います。是非、親子で楽しみながら準備をしましょう。 

image by:Shutterstock

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 『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育
家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き、毎週月曜、木曜の二回に亘って配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。
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