熟年離婚の引き金にも? 出産時にイラッとした「残念な夫」の言動

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出産時の夫のふとした行動や言動が、妻の心に傷をつくり、夫婦間に大きな溝ができてしまう「産後クライシス」。熟年離婚の原因にもなりうるこの現象について解説していただくのは、メルマガ『夫婦再生の黄金律』の著者であり夫婦再生カウンセラーの一色桐紫子さん。

夫に対するイラッは、出産時に負った心の傷が原因?

夫婦再生カウンセラーの、ローレンこと、一色桐紫子です。

熟年離婚率20倍も高めてしまうという、産後クライシス
離婚とまではいかなくても、時々あなたが夫に感じる、イラッとした感情は、ひょっとしたら、20年、30年前のお産のあとの心の傷に端を発しているのかもしれません。

過去の心の傷が、なぜ、今の感情に影響を与えるのか?
その心の傷を、そのままに放置しているからなのです。

何の手当もしないまま、何の理解もしてあげないまま、そんなことは大したことじゃないと、あなた自身が、あなたの気持ちを置き去りにしたままだからなのです。

理解しましょう。
何に傷ついたのか?本当はどう言ってほしかったのか?
その時の夫の真意は、何だったのか?

今日はいろいろな実例を挙げてみます。
セミナーのあとのシェア会などで出された、「私はこんな夫の言動で傷ついた!」証言の数々♪

●陣痛の時、付き添ってくれたのはいいけれど、腰が痛いって言ったら「はい、はい」といかにもめんどくさそうに、いい加減なさすり方しかしてくれなかった

●看護士さんに「もう少し時間がかかります」と言われたら、サッサと自分の実家に帰って寝てしまっていた。その間に私は分娩。どうして二人のアパートに帰らずに実家に帰ったのよ!

●仕事仕事で毎晩帰りが遅く、夜の12時前に破水をしてしまったのに連絡も取れない。私は一人でタクシーを呼んで、病院へ。いざと言う時にいつも頼りにならない

●三番目の娘が生まれた時「はぁ~、また女かぁ」と一言。私一人の責任ですか!?

●夫の転勤で故郷離れた病院での初めてのお産。その時も彼は、付き合いだと言って麻雀をしていた。私の心細さなんてちっとも感じていない

●子供が生まれたと連絡を受けた夫は、酒を飲んで上機嫌で、友達を何人もつれて産院へ。「俺の子供だ!俺の子供だ!」と大騒ぎ。私へのねぎらいの言葉は一言もなかった

●嫁ぎ先でのお産。初孫が可愛いと、姑は友達を次から次へと連れてくる。私は身体が辛いから、お義母さんにひかえて欲しいと言って、と夫に頼んだのに夫は知らん顔だった

さて、いかがでしょうか?
あるあるある!共感するところありませんか?忘れていたつもりのあの感情がよみがえってきませんか?過去のマイナスの感情を掘り起こして、それが一体どうなるの?と思いますか?

そのままに放置していることが、今のあなたの感情に大きく影響しているんです。今、あなた自身が感じてあげてくださいね。

もし、読者さんの中に男性の方がみえるなら、今日の記事は、読みたくない内容かもしれませんね。でも、男性であるあなたの中にも、女性性が存在している。そう!あなたのお母さんの話だと思って読んでみてくださいね。お母さんの気持ちを理解することが、あなたの女性性を癒すことになりますから。独身の女性も同じですね。

お産のあと、人生で最も攻撃的な時、最も過敏な時、こんな経験をしていると、私の夫はこんな人!という思い込みがしっかりと出来上がってしまいます。

●頼りにならない
●自分勝手
●私の味方をしてくれない

でも、本当にそうなのでしょうか?次回は、男性の気持ちにも焦点を当ててみていきましょう。

image by:Shutterstock

 

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出産がゴールじゃないんですね…。

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