なぜ事前に絶対言わないことを決めるとプレゼンが上手く行くのか

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大事なプレゼンや上司に重要事項を報告する時、ついつい言葉を尽くしすぎたりしていませんか? 無料メルマガ『ビジネス真実践』では、著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さんが、「話に蛇足が多いと、本来伝えたいことが伝わらなかったり、意図とは違った解釈をされてしまう」と注意を促した上で、伝えるべきことをきちんと伝えるためのポイントを記してくださっています。

何がいいたいの?と言われないために

以前、プレゼンのお話で「あれもこれも伝えようとしては伝わらない」ということをお伝えしたところ、「ついつい、いろんなことを話そうとしてしまいます」「全部の情報を伝えないと不安になってしまう」というような反響がありました。

これらは聞き手側の立場ではなく自分のことだけしか見えてないからそうなる場合がほとんどなのです。そして、これはプレゼン以外の場面でもよくあることです。

たとえば、上司に結果を報告するとき。良い結果のときには、やたらと尾びれ背びれをつけていかに自分が頑張ったか、ということを訴えかけたり、悪い結果のときには、いかに自分には非が無かったか、ということを力説したり、報告を受ける上司は事実を伝えてもらいたいのに、蛇足によってその事実がぼやけてしまうのです。つまりは、報告がきちんと伝わらないということになってしまいます。

蛇足をしてしまうと、相手との対話の中で本来伝えなきゃいけないことが伝わらなかったり意図とは違った解釈をされたまま伝わったりなど弊害が起きてしまいます。社内であれば意思疎通がスムーズでなくなる、正当な評価が出来ない、など。社外に対してであれば、訴求力が弱まったり、顧客への信頼性を弱めてしまったり、など。こんなことにならないようにするためにも蛇足には注意が必要です。

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