親がとりつかれる「子どもの未来は予見できる」という幻想

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我が子の将来のためなら、どんなことでもしてあげたい…。子を持つ親なら誰しも思うことですよね。今回の無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』では、将来子供がその子色の花を咲かせられるよう親が育てるべき「根っこ」について記しています。

子どもの将来を思う

先日の記事「環境 – 子どもにとっての良い環境」の中で、

「子どもにとって何が良いのか」を事前に知ることはできない──と、謙虚に認識することが重要です。

と書きました。ただ、この点についてなかなか納得できない、あるいは受け入れられない方が多いことも、常々感じています。

ここで親が腹を決めることができない根本の理由は、「将来が見えないことの不安」でしょう。

  • 未来に対して、確実に備えることができない
  • どちらに進めばよいのか分からない
  • 今現在どちらに向かって進んでいるのかさえ、ハッキリしない

こういった感覚は、やはり不安で居心地の良いものではありません。ですが、これらの不安が生まれる原因が、「未来が(100%とは言わなくても、ある程度は)予見できるはずだ」という幻想にあるということも、事実なのです。

言うまでもありませんが、未来を予想することはできても、予見・予知・予定はすることはできません。潔く、未来は不確実だという当たり前のことを、受け入れましょう。

でも、あまり心配しなくて大丈夫。「不確実」と言っても、「バラ色か、スミレ色か、ひまわり色か…どの色の花が咲くかは不確実」なだけで、その子の色の花は、必ず咲くから!

子どもが、

  • カラダの声を聞き、体調を整え、しっかり体を動かす
  • 自分で考え、意志を決め、行動を起こし、他者とコミュニケーションを取る

などの基礎的なことをしっかりできるように──いわば「の部分をしっかり育んでおけば、どんな芽が出て、どんなつぼみを持ったとしても大丈夫。この自負と安心感を持って、子どもの成長に立ち会って毎日を過ごしていただけたら、私もうれしいです!

image by: Shutterstock.com

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【著者】 パパコーチ くろさわ 【発行周期】 週刊

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