生理的にムリな男性でも「結婚すべき」理由。40代婚活女性が知らない独居老人の悲哀＝山本昌義

婚活中の40代女性から「生理的にムリなレベルの男性でも結婚したほうがいいですか？」との相談がありました。ほとんどの女性なら考えるまでもないですね。妥協にも限度があるのが普通です。…しかし、お金を考えれば「結婚もアリ」といえます。今やひとりで老後を生き抜くのは不可能な時代です。わずかでも経済的プラスがあるなら、結婚すべき。できれば前向きに、結婚を考えましょう。（『婚活FP山本の実例分析書　〜運命の出会い、その先を見据えて〜』山本昌義）

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「生理的にムリなレベルの男性でも結婚したほうがいいですか？」

婚活ファイナンシャル・プランナーとして活動する私のもとに、40代前半の独身女性から「お金と妥協」についての相談をいただきました。「生理的にムリなレベルの男性でも結婚したほうがいいですか？」とのこと。

当人は年収400万円の会社員で婚活中。お相手は40代後半の年収400万円の会社員。見た目や言動は本当にそういうレベルなものの、なぜか妙に当人に好意を寄せているそうです。

若い頃であれば即、お断り。でも今は本当に出会いがなく、お金のことを考えると判断がつかない様子。

生理的にムリでも切るに切れない…。色々と悩みの深さが分かるところでしょうか。お相手の年収も含めてなおさらかもしれませんね。

今回は、妥協の限界（？）とお金について、大切なポイントをお伝えします。

断るなら生涯独身も覚悟すべき。パートナーとしてなら…？

さて、まずは基本ですが、「お金だけなら結婚するのが正解」。これはこれで、確かな現実です。

生理的にムリな男性と同居生活…ほとんどの女性にはムリかもですね。よっぽど年収が高い男性ならともかく、自分と同程度なら考えるまでもないでしょう。

一方、多くの人はまだピンときていませんが、今は老後資金2,000万円問題がある時代です。一般的には4,000万円程度は必要といえます。たとえ不十分でも、少しでも多く必要であり、共働きのほうが貯まりやすいのは確かです。

幸い彼は今のところ、このコロナ過でも婚活できる程度には余力がある方といえます。決して仕事に不真面目でもなさそうです。お金だけならなおさら、結婚すべきといえます。それに、あなたへの愛情も確かなようです。

婚活は年齢が高まるほど不利にしかならず、断るなら生涯独身も覚悟すべきといえます。

それでも断るか、パートナーと考えるか……まずはこういった点で考えてみましょう。

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