失敗ばかりの人生から抜け出すために。考え方を丸ごと変える思考術

 

私も様々な”偉人伝”を読む過程で、大きな失敗を経験しなければ大きくは成功出来ないんじゃないか? と思うようになっていましたが、実は違うんですね。

当然ですが、現代であれば飛行機を飛ばす為に何度も飛行機を墜落させる必要はありませんよね。それは既にノウハウが確立されているからです。過去の失敗を研究すれば失敗を繰り返す必要が無い。

一方、宇宙ロケットを飛ばそうと思ったら、いまだに事故はつきものです。それは失敗の蓄積飽和水準に達していないからです。スペースX社は今年も打ち上げに失敗しました(T_T)。

こうした最先端、前人未到の領域における開発は別ですが、一般的な事例が多く当てはまるビジネスの場面においては、過去の失敗を研究することで最短距離で成功出来るようになっているはずです。

私は何故だか子供の頃の記憶で、

◆同じ失敗を2度繰り返さなければ成功出来る

という言葉を覚えています。

昔は子供ながらにそんな事が出来たらすごいな~と漠然と考えていましたが、失敗を繰り返さない仕組みを作ればそのレベルに達せるわけです。

じゃあ、その為にはどうするか?

これは、一度犯した失敗は、二度と再発させないという「使命感」(気合)と共に、ひとつの失敗をベンチマークにしてマネジメントする技術が必要なんですね。

例えば私は失敗が発生した時、起こってしまった問題にねちねちこだわるのではなく(笑)、即座に原因追求と対策実行を行います。

ここで重要なのは以下の二点のみ
失敗を繰り返してしまう人はコレだけやってみて下さい。

◆一つ目「起こした失敗に感情的にならず、感情を捨てる」

これは「これからどうするか」という未来を見る為に必要な事です。仕事が前に進まない人程、過去の失敗から発生する感情に行動が拘束されています。感情アクション別物であり、切り離せるんですね。

◆二つ目「人を責めるのではなく、仕組みを責める」

失敗の原因は必ず””です。でも真因は人では無く、そのプロセスが載っている仕組みです。

だから誰がやっても問題が起こらない仕組みを作ること。特に4M人、機械、材料、方法)に関する変化点が起こる時、仕組みがブレ易くなります。変化が起こってもブレない仕組みになるよう、起こった失敗に対する対策をその仕組みにどんどん放り込み、蓄積させることでどんどん仕組みの精度がアップします。

まずはこの二つを守るだけで、成功へのプロセスが劇的に縮まるはずです。

この他におススメなのが、過去に世の中で起こった様々な失敗例について、原因と対策が体系化された資料を研究すること。様々な失敗例を見る事で、失敗に強い体質を作る事が出来るんですね。

☆今日のおススメ図書♪

「失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する」中尾 政之

image by: Shutterstock

 

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