どっちが偉くて儲かるの?公認会計士と税理士を徹底比較してみた

Ljupco Smokovski/Shutterstock
 

勤務編:年収水準や勤務形態の違いを整理

なるべく冗長にならないように、僕が彼に説明してあげたことを書いてみましょう。

10年後:税理士500万、公認会計士1000万がひとつの目安

「太郎さんネットで収入みると公認会計士と税理士が一緒になってることがありますけど、やっぱり公認会計士の方が高収入ですか?」

太郎「独立したりすると幅があるけど、独立しないで勤務しないなら公認会計士の方が収入はあるよ。」

「はい」

太郎「税理士をとる場合は長期間の受験になるから、受験を応援してくれるうちみたいな会計事務所で勤務で、合格して転職するにしても中小の事務所だね。」

「税理士法人ですよね。会計士は合格後に監査法人に入りますよね」

太郎「そう、ただ大切なのは就職してから10年後の30代半ばくらいの働き盛りの年収だろうね。会計士は多分1000万円前後で、税理士500万円からだと思う」

「え!? 税理士ってそんなに低いんですか?」

太郎「中小零細会計事務所の所長は押しなべてケチだし事務員給与の予算水準は顧問料から逆算して決まっているからね。特殊な税理士法人やコンサル会社はもうちょっとよくて儲かっていればマネージャーで800万円くらいじゃない。」

「それに対して会計士は高給取りなんですね」

太郎「会計士を採る大手監査法人も転職先も『一流企業』の給与水準がベースだから。扱う数字の桁も全然違ってて、作る表も大抵はミリオン単位で、ビッグクライアントの連結だとビリオン単位も良くあるよ。」

「責任が重い資格なんですね。憧れちゃいます。」

資格よりも給与の依拠する経済圏がローカルなのかグローバルなのかが違う

太郎税理士でも大手監査法人系の税理士法人の偉い人(パートナー)は監査法人のそれより高くて年収2000万円超のプレーヤーも多い。それに、英語が不自由なく使える税理士の中には、外資をクライアントにする事務所や外資系企業に勤務してで1000万円以上の年収も普通だよ」

「へー、どんな仕事なんですか。やっぱ英語は必須っすか?」

太郎「大手税理士法人は全部監査法人系列で、大企業の税務やM&A税務や国際税務などの特殊分野、それに外資企業・外国人富裕層の申告なんかをしているんだ。

報酬が高い理由の一つに、プロフェッショナルの報酬相場が海外の方が高いことがある。

比較対象が欧米やヨーロピアンじゃなくて、アジアや発展途上国であっても、経験10年くらいのマネージャークラスの相場は日本が一番安い。」

「ということは、会計士の方が年収が高いのもそういうことですか」

太郎「今は会計士の方が英語ができる人が多いし、そういう要素もある。お前も英語はちゃんと勉強しとけよ」

「てゆーか、太郎さんもTOEICのテキストが棚にあるじゃないですか。まだ勉強してんすか 笑」

太郎「まーな。ただ、公認会計士の給与のグローバル比較でいえば、入社数年のジュニアスタッフ職の年収は日本の監査法人が高すぎると言われているんだ。」

>>次ページ 公認会計士で監査法人出身だけどこんなにイケてない人も

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