40代で運動しないと脳が早く縮むらしいー米国最新研究結果

2016.03.11
1056
shutterstock_211124182 copy
 

中年期に運動をする人と、しない人では、20年後の脳の萎縮率が大きく異なるという研究結果が発表されました。仕事や子育てに追われる40代の人たちの反応は必ずしも肯定的ではないようです。

40代で運動しないと脳が萎縮しやすくなる

「中年期に運動をしない人の脳は、運動をしている人に比べて20年後の老化が進行している」。

CNNは先月、アメリカの神経学会誌のNeurologyに投稿された中年期の運動量と脳の老化に関する最新研究結果について報じました。

研究によると、脳は加齢とともに萎縮することで、認識低下、認知症のリスクを高めるものですが、運動をすることでこのような症状を抑えることができるとのこと。

認知症や心臓病にかかっていない40歳前後の1500人を対象に、ランニング運動、MRI、脳のスキャンテストを行い、20年後に改めて検査を行った結果、運動テストの数値が良くなかった人は同時に脳の萎縮率も高かったそうです

さらに、軽い運動をしただけで血圧や心拍数があがってしまう人も、20年後の萎縮率が高いという結果も。

運動をする人は脳への血液や酸素の循環が良く、これが脳の老化や認識低下を予防することになるようです。

一方で、この研究結果を読んだ40代の人々からは「もう充分働いてきたんだから休ませろ」という声も。

「家族とか子どもたちの世話もエクササイズとしてカウントされる? 30、40代の頃、子どもたちに本を読んであげる時以外に座っていた事なんてないんだけど」

「座っているのがダメって言うけどさ、この35年間、俺はパソコンの前に座ってずっとプログラミングしてきたよ。チェスもしたし、本だって読んだ。つまり運動がどうこうって話じゃなくて、脳をいかに使ってきたかってことが脳の老化に関係してくるんじゃないの?」

「45年以上も肉体労働してきたんだから俺にはいま座っているだけの権利がある。ウォーキングやらジョギングやらするくらいならバイクを乗り回す方が全然楽しいね」

「結局一番言いたいのは健康でいてたくさん働いて、税金ちゃんと払ってから死んでくれってことだろ」

日本における認知症患者は2025年には700万人を突破すると言われており、これは65歳以上の5人に1人が発症する計算になります。

そう考えると、40代での運動はとても有効な予防策のように思えますが、40代は休むべき年齢と捉えている人たちの意見も、今の社会情勢を見ているとなんとなくうなずけますね。

30、40代の労働量が脳の老化にどのように関係してくるのかという研究結果の方が、世の中の40代の関心を惹きそうです。

image by: Shutterstock 

source by: CNN Neurology , Mail Online

文/長塚香織

print
いま読まれてます

  • 40代で運動しないと脳が早く縮むらしいー米国最新研究結果
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け