離婚に至るケースも。産後クライシスを乗り切るために夫婦ですべき事

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最近よく耳にする「産後クライシス」という言葉。産後のバタバタで夫婦関係がうまくいかなくなり、ひどいと離婚に至るケースもあるそうですが、実はこのイライラ、ホルモンバランスの変化が原因だってご存知でしたか? 無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、出産後に夫婦仲良く過ごせる秘訣が紹介されています。

マタニティーブルーなオトコたち

さて、本日は真犯人のお話。

出産直後に夫婦間の愛情が冷めてしまうこと。ひどいと離婚に至ることもあるそうです。これに関連した本が出版されたり、テレビで特集が組まれたりして話題を集めたのが「産後クライシス」ですね。私も以前記事にしました。

この産後クライシスに関して、とても重要な点が、原因はホルモンバランスの変化だということです。女性の体は「へと進化を遂げている最中なんです。そのためホルモンが変化して…、もとい狂いがちでイライラむかむか(`皿´)=3 しているだけです。ネコなんて産後直後は気が立っていて近づくだけで「シャーーーーッッッッッッッ!!!」って威嚇するじゃないですか。ホルモン的には似たようなもんなんですよ。だから悪いのは、イライラと当たり散らす女性でもなければ、気の利かない夫でもないんですよ。

そして、これもまたよくあることですが、この話の真の悲劇はホルモンバランスの変化のせいだということを夫婦とも知らないことです。真犯人を知らずにいるわけですから、それ以外の誰かを犯人に仕立て上げる必要が出てきてしまいます、夫婦ふたり+ベイビーという家族構成なら、当然夫か? 妻か!? ということになってしまうでしょう。ああ、こうやって今日も冤罪が…。

知識は力なりとはよく言ったものです。知識って別に、仕事の仕方とか最新のITスキルとか語学力とかばっかりのハナシじゃないんですよね。こ~~んなところでも、知識があるか否かが決定的に重要なポイントになっているんですね。

閑話休題。で、ホルモンの乱れのせいだということは分かった。で、どうするのかってハナシです。身体的な変化が原因であるため、これを完全になくすことはできません。なので、夫婦それぞれが何か工夫する必要があるんです。

まず、ダンシ側です。これ、ほんとにたくさんあるんですよね。ま、なんと言っても筆頭は「家族の形が激変したことを理解する」でしょう。「ちっこいの」が「ちょっと増えた」んではないんですよ。イメージとして、一寸法師ふたりとティラノザウルス1頭ってカンジでしょうか(笑)。かなり真剣に闘いを挑まないと、踏みつぶされてしまいますね。例えばはともかく(笑)、要はあなたが知っていた家族の姿、妻の面影は欠片も残っておらず、完全にカンペキに別のものへ変化したのだということです。

出産という一大事が済めば、モトの通りの生活♪  のような心構えではホルモンバランスの崩れまくったオクサマに「この、役立たずがっっ!」と罵られてしまいます。まずは、集団の激変を理解し、身構えてください。やることはテンコ盛りなんですよ。

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