問題が起きると、すぐオロオロする人に教えたい「切り分け思考法」

 

ここは冷静に、客観的かつ論理的に、感情を排除して分析をしないといけないんです。ところがこれが出来ない人が意外にいるんです。感情を排して順番にって言ってるのに、「あんなことをされて悔しかったのよ」とか言い出すんですね。だから、「悔しい」は感情でしょ。それは問題の切り分けには全く必要がない、というか切り分けのジャマにしかなりませんから。

そしてそういう人の特徴は、問題が起こるとオロオロすることです。本人の頭の中では問題が整理されておらず、絡まった毛糸状態というか、スパゲティ状態になっていますから、次に何をしたら事態が好転するのかが全く分からないんですね。でも放置するわけにはいかない、となると、テキトーに思いついたことをやっちゃうんです。でそれが問題をさらに深刻化させるわけですね。

「分かる」の語源は分ける、分解するです。どれだけ複雑に見える問題でも、細かく分割していけば必ず最後はシンプルな問題が論理的整合性を持って繋がっていたのだということが分かるはずなんです。そうしたらそんなシンプルな1つずつの問題を順番に直していけば、最終的には問題は解決するはずなんです。だからオロオロするヒマがあるのなら、切り分け作業に集中すべきなのです。

こういう場面で要求されるのは瞬発力のある対応ではなくて、じっくりと考えた、真因を鋭く衝いている分析と綿密な行動計画なのです。

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著者/佐藤しょ~おん
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