アイリスオーヤマはなぜ画期的な製品を生み出せるのか?
ありそうで、ない。という製品を、数多く世に出しているアイリスオーヤマだが、なぜ、このような画期的なアイディアを持つ製品を世に出せるのか?
それは柔軟な思考によるからであろう。
画期的な製品は、良いアイディアから生まれる。しかし、思考停止が、それを邪魔する。この思考停止は、「過去の成功体験」と、「固定観念」によって生まれる。ということは、この2つを取り払えば、画期的な発想ができる、ということになるのだが、発想は「人間」がすることだし、企業体質にも関わることなので、一朝一夕には、変えることができないのが、企業経営者の悩みだろう。
アイリスオーヤマでは、「敵は常識」というスローガンのもと、新卒採用を行っている。このサイトには、製品情報や会社概要と同じくらいか、またはそれ以上の熱意を感じる。
この熱意は、もちろんのことながら、新人だけでなく、全社員に伝わっていると思われる。こうなると従業員たちは、「会社のお墨付きをもらって」、常識にとらわれない発言や、過去の成功体験にこだわらないアイディアを出せるようになる。アイリスオーヤマの、なるほど家電を筆頭にする、市場ニーズに対応した、画期的な製品は、このような社風から生まれてくるのだろう。
どれだけITが進化し、IoTやAIが発達しても、発想の原点、そしてビジネスを動かすのは「人」なのだ。
企業は人なり。我々中小企業が、アイリスオーヤマに学ぶべき点はここにある。
image by: アイリスオーヤマ公式YouTubeチャンネル