もし親だったら「テスト、80点だった」と言う子どもに何と返す?

 

なお、この調査では実際に子どもの「暮らしの力」や「課題解決力」を測るテストをしたわけではありません。あくまで、子ども自身の自己評価をアンケートで訊いているだけ。でも、そのことが却って重要なポイントなのです。

言い換えれば、この調査は「親のふるまいが子どもの自己評価にどのように影響するか」を計測している、ということ。親の叱咤激励の多さと子どもの自分はできない子というイメージには相関関係がある、ということを如実に表しているわけです。

そうとわかったら、今日から掛ける言葉を変えられますよね。

  • 「もっとがんばれ」→自分は努力が足りない子だ
  • 「しっかり勉強しなさい」→自分では充分に勉強できない

をやめて、

  • 「よくがんばってるね」→自分は努力できる子だ
  • 「しっかり勉強してるなぁ」→自分から勉強する習慣が身に付けられている

と、言ってあげましょうね(^^)

さらには、いろいろな「自己イメージ」を持たせてあげることで、励ましを与えることも可能ですよ。

  • 「上手になると、うれしいよね」→自分は上達する嬉しさ・楽しさを知っている
  • 「去年もテスト前にがんばって、理科10点アップしてたよね」→自分の努力は成果につながっている
  • 「パパは何も言ってないけど、宿題も忘れずにやっているんだな」→やるべきことを自分で把握して実行できる

親の使う言葉が子どもの自己イメージを作っている──このことを忘れずに、子どもに接してあげていただけたら、私も嬉しいです!

image by: Shutterstock.com

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【著者】 パパコーチ くろさわ 【発行周期】 週刊

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