「私が何か?」病院の口コミ評価をガタ落ちにする、受付係の態度

 

講義を受けた新入社員から先日手紙をもらった。「患者様から会った時から、あたたかい雰囲気だと言われて、学んだことの大切さを実感しました」という。私が特別なことを言っているわけではない。やはり意識付け、である。コミュニケーション行為にどう向き合い、考えて行動できるのか。これを日々重ねていければ、自然とコミュニケーションの達人になる。ただ、強調したのは順序を考えよう、ということ。つまり対人のコミュニケーション行為とは、1. 雰囲気をつくる、2. 聴く、3. 話す、4. 調和する、5. 創作する、の順で展開されるものであり、雰囲気も作らないまま、または聴かないまま、話そうとしてはいけない、ということ。自分の主張の正しさに酔ったり、効率性を求めて結論を急いでいしまう風潮がある中で、雰囲気をつくることは疎かになりがちだ。そして、雰囲気をつくることは、柔らかい空気を演出できることであり、これこそが共生社会におけるコミュニケーション行為の基本であるはずなのである。

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特別支援教育が必要な方への学びの場である「法定外シャローム大学」や就労移行支援事業所を舞台にしながら、社会にケアの概念を広めるメディアの再定義を目指す思いで、世の中をやさしい視点で描きます。誰もが気持よくなれるやさしいジャーナリスムを模索します。

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