オフィスコーヒーのビジネスモデル
このようなオフィスでの「無人販売」に関して、まず一番に思い浮かぶのが「100円グリコ」。
グリコのお菓子が並んでいる什器が、オフィスに置いてあり、各自で100円を入れて、好きなお菓子をとる、というアレです。
グリコとしては、什器を置き、商品を補充すれば、あとは自動販売機のように、勝手に売上が上がることになります。
スターバックスと同じコーヒーでは、ネスカフェのアンバサダーモデルがそうで、マシンがあれば、あとはレフィルが回転し、収益が上がり続ける、というものです。
このように、一つの商品を売り切る、というわけでなく、継続的に購入してもらう仕組みのことを、レーザーブレード(またはジレット)モデル、と言います。
髭剃りは、ホルダーを買うと、あとは替え刃を買い続けることになります。ここからのネーミングですが、プリンターとインク、電子書籍リーダーと電子書籍などと同じ考え方ですよね。
スターバックスは、このオフィスコーヒーのマシン設置を一度設置できれば、あとは、コーヒーを提供し続けることで、持続的に買ってもらえる、ということになります。
マーケティング的な労力としては、広告などを打つ必要もなく、また、1回目以降は契約を取るための営業も不要、という仕組みになっているのです。