散りゆく姿もまた良し。今年の桜を目に焼きつけに、週末の京都へ

 

見どころは沢山ありますが、南禅寺を後にして哲学の道の方へ向かいましょう。その途中に紅葉の名所永観堂があります。私はここの紅葉は今まで見た中で日本一だと思います。江戸時代から「秋はもみじの永観堂」と言われるほど紅葉の名所です。永観堂は正しくは禅林寺といいますが、853年に創建された古刹です。その後、中興の祖・第7世住持の永観律師が浄土念仏の道場とし、永観堂の名で親しまれるようになりました。

kyoto20180326-2image by: 京都フリー写真素材

永観堂の本尊は、阿弥陀堂に納められている阿弥陀如来です。後ろを見返した優しい姿をしていることから「みかえり阿弥陀」と呼ばれています。とても貴重な阿弥陀様なので是非手を合わせてみて下さい。

この阿弥陀様には不思議な伝承が残っています。永観がお堂をぐるぐる周りながら日課の念仏行道をしていました。すると、本尊の阿弥陀如来が壇上から降りてきたといいます。それを見て呆然としている永観に振り返りながら「永観、遅し」とたしなめたそうです。これがみかえり阿弥陀の言われです。詳しくは

永観堂(禅林寺)紅葉の名所

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