「どこまで続けられるかは分らないが、長期政権を続ければ続けるほど、中国は活力を失っていくだろう。日本の立場からすれば、経済的には競合相手が自滅していくという利点はあるかもしれない。しかし、軍事的な冒険主義が高まるという点において危険性が増してくる。そのことを警戒しなければならない」。
国民の不満は積もり積もっている。年間で20万件近い暴動が起きている。政府は大衆の不満が、何らかの政治問題に向かって集中的に爆発してしまうことを恐れる。そうなったとき、あるいはそうなる前に、政府は何らかの対外紛争を起こし国民の目を外にそらすという「必殺の剣」を抜く。日本に向けて?
編集長 柴田忠男
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