「客がたくさん来店するのは当然」という空気感が店をダメにする

 

なぜ、こうなってしまうかと言えば、売上ばかりを現場に求めたりFL管理を必要以上に求めたり、って場合が多いようです。もちろん、売上を上げる事、FLを適切に管理することは大切な事だけれども、「度がすぎる」と、気が付けば、かえって売上が下がってしまうようです。

だからこそ、教育が大切で、特に、理念教育が大切ということは分かってはいるが、「目先の売上」を大切にするあまり、理念教育や店の価値観の教育に時間をさけないという店、会社も多いのではないでしょうか?

すべての視点を「お客様視点に」というのを現場に求めることはなかなか難しい事ですが、だからこそ、定期的に本部側が「第3者的な視点で店舗をチェック」し、そこで感じたこと、課題等を現場にフィードバックしていくべきでしょう。

また、普段から、「お客様はどう思う?」「お客様はそんなこと望んでいるのかなあ?」「お客様は、それで満足してくれるかなあ?」などという会話を心がけることも重要でしょう。

「お客様がいない時代」のことを話すことも大切なんですが、皆は今「お客様が少なくて困っていない」のが現実なので、あまり効果がありません。なので、粘り強く何度も何度も「お客様はどうか?」という話や自分たちの大切にしていること、つまり、理念を伝えることを粘り強く行っていくことが、やはり大切なんですね。

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