どうする台湾。プラ製ストロー規制で「タピオカミルクティー」危機

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深刻化するマイクロプラスチックの海洋汚染を受け、世界的に「脱プラスチック」の潮流が広がりを見せていますが、そんな流れが台湾に思わぬ事態を引き起こそうとしています。台湾出身の評論家・黄文雄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』の中で、台湾当局が検討しているプラスチック製ストローの使用を規制する法案が、独特の太いストローで楽しむ台湾名物のタピオカミルクティーを存続の危機に陥れる可能性があるとの記事を紹介。さらに台湾における環境問題の歴史と意義について記しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年7月10日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【台湾】台湾で環境保護運動が進む本当の意味。ストロー規制で「タピオカ」飲料はどうなる?

タピオカミルクティーが終わる…ストロー規制、台湾波紋

日本でも、もはやお馴染みとなった台湾発祥のタピオカミルクティー。あの大きめのタピオカをストローで吸い上げる大胆な飲み方と、グミのような食感が受けてロングセラーとなっています。

そのタピオカミルクティーが存続の危機だというのです。理由はストロー。大きめのタピオカを吸い上げるには、専用の太いストローが必要ですが、そのストローの使用を規制する法案が台湾当局で検討されているというのです。

消費者からは、タピオカミルクティーが飲めなくなるとの不満が噴出しており、それに対して環境保護署の担当者が、「スプーンで食べればいい」との発言をしたことが、さらに消費者の反発を招いたという火に油状態です。

上記の記事によれば、「蔡英文総統はこの発言について会議で、『そんな言い方は社会に受け入れられない。私だって、タピオカミルクティーをどうやって飲めば良いか知りたい』と語ったという」とのことですが、プラスチック製のストローを規制する方向にあるのは間違いありません

使い捨てストロー提供禁止、19年から一部で 業者や消費者に動揺/台湾

台湾に先駆けてプラスチック制ストローの使用を廃止すると発表したのは、アメリカのスターバックス社でした。以下、報道を一部引用します。

コーヒーチェーン世界最大手の米スターバックスは9日、2020年までに世界の全店でプラスチック製ストローの提供をやめると発表した。使い捨てストローの大量消費が、プラスチックごみによる海洋汚染につながっているとの批判に配慮した。プラスチック製ストローのかわりに、直接口をつけて飲めるふたを使う。デザート風の「フラペチーノ」には、紙製や自然分解される素材のストローを提供する。本社がある米シアトルやカナダ・バンクーバーで今秋から切り替えを始め、世界に2万8,000以上ある全店舗に順次広げる。

 

これにより、年間で10億本以上のプラスチック製ストローを使わずに済むことになるという。スターバックスのケビン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は「持続可能なコーヒーを世界で追求する私たちにとって重要な節目になる」とコメントした。

スタバ、プラ製ストロー廃止 2020年までに全世界で

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