先日掲載の「なぜ、山梨県は『長寿』なのか?AIの分析でわかった衝撃の理由」が話題の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』。今回も著者でマンション管理士の廣田信子さんが、その続きとなる「2つの衝撃の理由」を紹介しています。
一人暮らしは健康長寿に繋がる?
こんにちは! 廣田信子です。
「なぜ、山梨県は『長寿』なのか?AIの分析でわかった衝撃の理由」で取り上げた、AIによる健康寿命の分析の続きです。健康寿命を延ばす2つ目の秘訣は、「子どもと暮らすな! 一人で暮らせ」だと番組の中では言っています。AIの分析によると、子どもと同居している高齢者は、不健康要素とはたくさん繋がっているのに、健康要素はほとんどみられないのです。
きれいに不健康要素に偏っている結果に、ちょっとびっくりしました。同居されている方は、なんか納得いかないかもしれませんよね。でもAIは感情に左右されないので先入観なく正確な結果を出すのです。
子どもと同居する高齢者が不健康である…という関係性だけではなく、不健康だから子供と同居しているという逆の関係性もあるとは考えられますが、やはり、同居は、家族にそれなりに気を遣いますし、自分で考えて自ら行動する部分が縮小し、健康寿命にとってはマイナスの要素もあるようです。
その一方、一人暮らしの高齢者には、不健康要素もあるのですが、健康要素との繋がりもたくさん見られるのです。もう少し正確に言うと、一人暮らしの高齢者は健康要素に繋がるグループと、不健康要素に繋がるグループにきれいに分かれているのです。AIの分析を見ると、少なくても、子どもと同居すれば安心だから健康でいられる…一人暮らしの高齢者は孤独で不健康になりやすい…ということでないのは確かなようです。