店もメーカーもメリットだらけな「魔法のレポート」の作り方

 

レポートの効果

確かに、このレポートを受け取ったメーカー、問屋さんには、このお店の現状や方向性がよく分かります。レポートでは、どんな施策が当たってどんな施策が当たらなかったかも分かるのです。

また、売上に貢献した商品群が明記されているだけでなく、それぞれの伸び率が書いてあります。野球用品30%、サッカー用品20%のように。そのうえ、商品群ごとの売り上げシェアがグラフになっています。お客様についてのグラフは、年代別や地域別のシェアです。もっとも、ブランド別の売り上げシェアは、このレポートでは公開しません。そのデータは、メーカーさんとの仕入れ交渉のために伏せておくのです。

そして、今後どんな施策を考えているかということも書かれています。すると、メーカー、問屋さんは今後の施策に役に立つ情報や提案を持ってきてくれるのです。こんなイベントをしてみませんかとか、こんな商品を扱ってはいかがでしょうとか。

それだけではありません。レポートからは市場の動向や変化も読み取ることができます。メーカー、問屋さんにとって、有益な情報です。そのかわりに、メーカー、問屋さんの戦略を詳しく教えてくれるかもしれません。そればかりか、将来についてのアドバイスをしてくれるかも。

つまり、計画書をもとにしたレポートが、メーカー、問屋さんを商売に巻き込んでくれるのです。この方法で、知り合いのお店は業績を順調に伸ばしています。おまけに、銀行からの融資も問題ありません。計画書をうまく活用した事例です。

そして、私はこの際あなたのお店には、もっと詳しいレポートをメーカー問屋さんに届けることを提案します。

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