外気はもちろん、暖房のせいで室内もカラカラな冬のこの時期。油断しているとすぐに咳やのどの腫れ、痛みに悩まされるという人も多いのではないでしょうか?そんなのど風邪の対策を教えてくれるのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・のぶ先生。のどの腫れや乾燥をラクにする保温の仕方と、保湿と免疫力upに効果があるとされている飲み物を紹介してくれます。
のど風邪の役割
寒くなったり空気が乾燥すると、とたんにのどが乾燥して咳が出たり、腫れて痛みが出ることがあります。
【のどは免疫の関所】
のどは免疫の関所ですから、カラダに負担のかかる冷たい空気や雑菌を吸い込めば、軽い炎症をおこして、カラダを守る反応を始めます。のどが乾いたり、ちょっと腫れたなぁと感じるときには、こんな初期免疫が行われているわけです。
【のどが腫れたらカラダを保温】
体温が充分に高まっていなかったり、免疫力が落ちていると、ひんぱんにのどが腫れる原因になります。のどの乾燥や腫れを感じたら、まずは背中を中心にカラダを十分に保温するようにしましょう。
日中は肩甲骨の間に、カイロを貼っておくだけでも、のどの乾燥が楽になります。また、就寝前には、湯たんぽやアンカで背中を一度充分に温めてから眠るようにすると、寝ている間の呼吸が楽になるので、熟睡しやすいですし、首にタオルを巻いておくだけでも、のどの腫れや痛み症状を軽減することもできるので、ためしてみましょう。
【積極的にのどの保湿】
「まずは緑茶を試してみよう」
のどの腫れや乾燥を防いでくれる飲み物に、緑茶があります。含まれるタンニンという成分が、のどの粘膜の腫れを抑えてくれますし、含まれるビタミンCの効果で免疫力も高まります(お茶はあまり熱いものでない方がよいです)。
「ミントティーもおススメ」
また、ハーブのミントティーは、のどの炎症を抑えて免疫力を高める効果があり、さわやかな香りの効果で深い呼吸をうながして、胸部の運動が自然と高まることで体温を高める効果もあります。
「のどの痛みには、はちみつシナモンティー」
もし、のどの痛み症状がつらければ、はちみつを加えたシナモンティーがよいです。紅茶を淹れる時、シナモンを加えることで、免疫力を高めて呼吸を丈夫にして抵抗力を高めてくれます。はちみつを加えることで、のどの保湿効果がさらに高まり、炎症を抑えながら痛み症状を和らげます。
カラダの冷えを強く感じるようなら、生姜スライスも加えると、お腹から温まり免疫に必要な体温を高める効果があります。疲労を強く感じるようなら、はちみつではなく、黒糖で甘みをつけるようにするとよいですね。
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