増税延期でダブル選か。予算100兆円報道から透けて見えた魂胆

 

後半国会はベタ凪?

【読売】の1面トップは老朽インフラの問題で、《読売》の独自調査に基づくものだそうだ。「予算成立」は左肩、中央に「日産」関連記事。2面は「予算」関連で消費税増税対策についての記事と、あとは「ファーウェイ」など3本ほどの様々な記事を掲載。3面は解説記事「スキャナー」で「予算成立」後の後半国会について。同3面の社説の1本も「後半国会」がテーマ。

改めて「予算成立」について。1面左肩と2面記事から3面解説記事と社説へ。さらに8面9面の経済面にも大きな記事。

uttiiの眼

3面の「スキャナー」は予算が成立したことで国会がヤマ場を越え、後半は「夏の参院選を強く意識したものとなる」として、政府は野党との対決構図を避け、内閣支持率を維持したまま乗り切りたい考えだとしている。

記事は、後半国会で議論となる「幼児教育・保育の無償化」に対して野党は「金持ち優遇」と批判するものの、実利を得る有権者も多いことから「徹底抗戦はしてこない」と踏んでおり、また児童虐待防止法の改正案については立憲との間で協力が確認されているなどのことから、安全運転確実と見ている。

それにしても、《読売》の書き方はどうかと思う。「統計不正」(《読売》は「不適切統計」と呼称)については、「(追及は)論点がずれ、建設的な議論にならなかった」(公明党・山口代表)という与党サイドの“感想”的なコメントを紹介するだけで、まるで小さな問題だったかのような扱いになっている。この問題を追及しようとする野党や国民に対しての厚労省と安倍政権の不誠実さはメディアとして非難すべきことではないのか。

ともあれ内閣支持率は下がらず、最新の同社調査で50%を維持。安倍氏はG20で外交成果を上げて参院選に臨むことで「優位を保てると踏んでいるようだという

僅かに懸念材料とされているのが、桜田五輪相の失言問題。あるいは、かつての「消えた年金」問題のように、予算成立後に大きく問題化したこともあったことから、「油断は禁物だ。後半国会も緊張感を持つ必要がある」(与党幹部)という程度。

《読売》が描く安倍内閣の今後はさながら順風満帆”のようだ。

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