「では反対に悪い結果やネガティブな時はどうすりゃいいの?」なんて思う人も中にはいるかも知れません。結論から云うと…。悪い結果や失敗したことなどネガティブな報告も実は他人へ有益な情報提供と成り得ます。
そして、有益な情報として得ることができる人はだいだい2パターンに分かれます。悪い結果や失敗したことを報せるだけで、単純に応援してくれる人が少なからず現れます。これがまず1つ目のパターン。さらに、報告する仕方によっては、提言やアドバイスを下さる人も現れます。これが2つ目のパターン。
「他人を応援することで、自分のモチベーションが上がる」。これは、スポーツ観戦でイメージしてもらえると分かると思いますが、応援しているときって、応援している人自身のテンションが上がっています。ちょっと思い浮かべてみてください。たとえば、サッカーのワールドカップ。応援している人みんな、テンション上がっていることがよく分かると思います。つまり、「応援する」という事自体パワーがいることで、その瞬間、エネルギーがみなぎっているのです。
そして、結果如何に関わらず応援したあとには多くの場合、充実感が得られ「自分もがんばろう」ってモチベーションに繋がります。もちろん個人差はあるでしょうが、大抵は応援するという行為が明日への活力であったり、自分への刺激になっているのです。と、まぁスポーツの応援とは違うというような意見もあるかも知れませんが、応援するという行為が自分への力になるということを知っておくだけでも有益なのです。
次に、提言やアドバイスをすることでインプット、アウトプットの訓練になります。これは、私自身がコンサルタントを通じて常に感じてきたことですが、提言やアドバイスをするには、自分の培ってきたことによる考えや経験を改めてアウトプットする必要があります。
つまり、失敗したという相手の報告から、自身の考えや体験から改善点を見出し伝える必要があるので、瞬時に頭の中を整理整頓しアウトプットする機会を得ることが出来ます。