日本でも認知度の上がってきたメキシコ料理「タコス」ですが、無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』の著者で科学者のくられさんは、「かれこれ20年の付き合い」という年季の入ったタコスフリーク。今回は、市販のソースやシェルのアレンジテクニック、さらに気合の入った自作ソースの作り方などなど、くられさん流にローカライズされたレシピの数々を紹介しています。
タコスデビューをしよう! 我が家のローカライズ版
最近ようやく日本でも、その存在くらいは知られた食べ物になりつつあるタコス。実はかなり昔からスーパーで材料は売っているものですし、今ではカルディに行けば全部揃うのですが、わが家はタコスをパーティーフードや夕食にと、かれこれ20年近い付き合いがあるので、普通のタコスではなくローカライズしていってるので、それも併せて紹介します。
タコスというのはメキシコの料理で、シェルといわれるカリカリのトルティーヤに肉とレタス、チーズ、トマトを挟んで、サルサソースをかけて食べるもの…です。
まず、シェル(挟む皮)はカルディなどで買ってきます。12枚入りで400~500円程度です。開けた状態ではカリカリではないので、適当な大皿に何個か(500W程度であれば数個くらい)載せて、電子レンジで2~3分くらいガッツリ加熱すると水分が抜けてガッチリ熱くなりますがすぐに冷めて、冷めるときにカリカリになります。
レタスは普通の丸いレタスか、フリルレタスが最適です。サニーレタスは苦みが強いのと食感が頼りないので、レタスの味が前面に来るタコスでは不向きです。レタスは丸ごと少し太めの千切りにします。トマトも数ミリ程度の雑な分厚さにしておいたほうが美味しいです。
ただ中に入れるチーズだけは美味しいものがよくて、ピザ用の安いチーズでもいいのですが、ピザ用のチーズでもちょっと良いスーパーに行くと売ってる「良いチーズ」を見つけて使うと愕然とするほど味がよくなります。クリームチーズを代わりに使ってもバチバチに美味しいのですが、量が食べられなくなります。
肉は、挽肉を専用のシーズニングで調理します…と言いたいところですが、カルディなどでタコスキットなんかと売られているシーズニング。あんまり日本人好みの味ではありません。ぶっちゃけ微妙です。
合い挽きのミンチ(なければ豚挽肉)をフライパンにいれて何も入れずにとりあえず炒めていって、肉から油が出てくるくらいまでは基本的に強火でがっつり火を通していきます。タコスに使う肉は香ばしさが大事なので肉から出た油で肉が揚げ焼きになることが大事なのです。
あとはタイのオイスターソースと醤油で塩気をつけて、最後に砂糖かみりんで甘みを足してできあがりです。単品でおいしいくらいの味付けにしておくのが理想です。
サルサソースもカルディなどで売られていますが、わが家のように頻繁にタコスを作ると、サルサソースは業務用が最適解です。
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この大ボトルを常に2、3本ストックしてます。また時間の余裕があるときは、この市販のサルサをオリジナルの自作サルサと併せて作るとバチクソおいしいものができます。
またサルサソースのかわりに、コブサラダドレッシングとアボガドを混ぜたものを入れると、味のベクトルが急に変わって、同じ味になりやすいタコスに変化をもたらします。オススメ!
● キユーピー コブサラダドレッシング 1L(Amazon)