筋トレのプロに聞く「私が今年新たに始めようとしていること」

 

時にはトレーニングオフも大切

トレーニング絡みでは、完全休養日をきちんと取れるように心掛けます。それはトレーニングを休むというだけではなく、心身共に完全にリセット出来るような環境を意識して作っていきたいのです。

実は2019年はトレーニング的には非常に順調でした。11月が終わった時点で、昨年の1年間とほぼ同回数のワークアウトが出来ていましたから。

ところが、好事魔多いとはこのことかもしれません。師走も後半に差し掛かったあたりから、それまでの疲労が一気に噴出してしまい、トレーニングを6日連続で休む羽目になってしまいました。父親の葬儀絡みでも6日は休みませんでしたから、年間300ワークアウトを始めてから初めての経験でした。

原因は疲労の蓄積ということでしたので、自己管理の弱さと言わざるを得ません。少し疲れてもビタミン注射を打ったり、グルタミンやビタミンCの量を増やしてこなせていたため、本来オフとする日まで調子にのってトレーニングをしたりしていたのです。不思議なものでそういう日のトレーニングは伸び伸び感があって、結果的に意外にも高強度になってしまいます。

今振り返ってみれば、微弱な怪我が増えていた時期でもあって、恐らく疲労が着々と蓄積をし続けていたのでしょう。今更ではありますが、休むということの重要性を新年と共に再認識させていきます。

最後に日常生活においてですが、入浴をしっかりと取り入れたいと思っています。冬は比較的湯船に浸かるという発想になりやすい事も理由のひとつですが、就寝によるリセットの力を最大限持ち上げる努力をしてみたいと考えています。

そうなると、おのずと晩ご飯の時間や中身も影響してきますから、ストレスがかからない無理のない範囲で睡眠ファーストを心掛けてみます。

個人的には出張も多いですし、とりわけ2月はタイガースのキャンプに帯同することもあって沖縄やら安芸やら、日頃とは違うライフスタイルになります。そういった環境下でどれだけ工夫が出来るのかも、試験的な意味も込めて楽しみにしているところです。

ライフスタイル全体を通しては、何事にも前のめりになりがちな姿勢を、一歩引いて俯瞰(ふかん)出来るような姿勢に変えていきます。ギリギリのモノは拾うではなく、見逃すという精神です。

数年前にも「頑張らない」というキャッチフレーズで試みましたが、結果的には1ヶ月程度で撃沈した経験があります。行動に余裕を持たせる習慣を作る事で、思考にも余裕が生まれ、きっとプラスの相乗効果が生まれてくるはずと信じて再度チャレンジをしてみます。

私の新年早々からのチャレンジは、こんな感じの小さなものばかりなのです。

image by: Shutterstock

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桑原塾塾長 桑原弘樹は、国内大手食品メーカーでサプリメント事業を立ち上げ、全商品の企画開発に携わる一方、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部PDAなどの立場で、国内外問わず多くのトップアスリートに直にコンディショニング指導を行ってきた。サプリメントは作るだけにとどまらず、「日本で一番使っているのでは」と豪語するほどのユーザーでもあり、年間300回のワークアウトも欠かさない。サプリメントやダイエットなどの分野で、多くの情報が散乱する昨今。サプリメントを作り、自ら試し、活用法を指導してきた、桑原塾長が、本物で価値あるボディメイク情報を提供すべく、スクランブル発進する!!!

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