娘を「可愛くない」と思っていたお母さんが「大好き」に戻れた訳

 

なので、私はこんなふうにお返事しました。

メール拝見しました。

 

「私が言ってるのは細かいのでしょうか?口を出しすぎなのでしょうか?」とありましたが、率直に言って…小言が多いと思います。「娘も私から注意されると目がすわって反抗的な態度だったり、わたしが話してるそばから他のことをしようとしたりします」とあったように、これってもう親の忠告を雑音としか感じていない、と思います(その位、子供は小言に辟易しているってことです)。

 

4歳ぐらいの子に自発的に片付けをさせようとしても、ムリだと思います。本棚だって、横に押し込み、その上におもちゃを置くのも、確かに子供が本とおもちゃを分けて、きちんとやってくれたら親は楽です。でも「できない」時期にはどんなに言ったところで「できない」のです。

 

私の子供たちも4歳~5歳の頃は、片づけはできなかったので、家は散らかりっぱなしでした。

 

もちろん散らかっていると滑ったりして危険なので、散らかったら一緒に片づけたりはしましたが「できない」のですからいくら怒ったところでできるようにはなりません。ですから「さあ、一回片づけよう」と言って、一緒に片付けをしました。

 

「娘の遊ぶための机の上が、色鉛筆散乱、折り紙散乱、使いっぱなし、おもちゃ出しっ放し」とありましたが、部屋中に散らかすのではなく、遊ぶための机の上だけであれば、片づけるのも大変ではないと思いますから、「片づけられない」と嘆くのではなく、片付けを覚える為にも“一緒に”片付けをするようになさったらどうでしょうか。絵本も「立ててしまえない」のなら、机の上をかたずける時に“一緒に”立ててしまうように教えてくださったら?と思います。

 

又、この片づけや、本を立ててしまえない事については、幼稚園でもやっているはずですが、先生に聞いてみて、幼稚園では娘さんがどうしているのか?聞いてみてください。もし、1人だけ片づけなかったり、本を横にしたりしていれば、周りからも注意をされるでしょうし、先生もお気づきになっているでしょう。なので叱るよりも「家庭以外ではどうしているか?」を確認してみたらどうか?と思います。使ったら片づける、本を読んだら元に戻す…。どこの幼稚園でもやっていると思いますし、同じ年齢の子達がそれをしていたら、本人も多分できているのではないかな?と思います。

 

が、家では、ついついリラックスして「メンドクサイ」となっているのだとしたら、1日に何度か「片付けタイム」を作って一緒に片づけるようになさる事を習慣にされたらどうかな?と思います。

このようにお返事したのが昨年7月の初旬でした。

ですが、今年こんなメールを頂いたのです。

最近、おもちゃの片付けを言わなくても自分からするようになり、しかも「片付けてるところ見ないで」と言って片付けをし、終わると私を呼んで綺麗さに驚く私を見て喜んでいます。

約半年間あったとはいえ、何度も注意していやいややっていた「片付け」だったはずです。まるで180度変わった娘さんの様子。

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