ゲイツはこんなことも言っていました。
「いまは楽しいから仕事をしている。そういう意味では、私のビジネスのやり方は、クイズに挑戦するのとあまり変わらないかもしれない。だからといって、遊び半分のいい加減な気持ちでビジネスをやっているわけじゃない。でも、創造的なやり方で立ち向かえば、人生はずっと楽しくなる」
ゲイツやジョブズの“リ-ダーシップ”が、オタクを資源化させました。ゲイツには「最も優秀な人材が20人いなくなったら、マイクロソフトは鼻もひっかけられないつまらない会社になる」という発言があります。
さらにこんな風にも言っています。
「私の方が積極果敢で、バカみたいに競争心が強い。私はその日その日のビジネスを片付けていき、ポールは研究開発で会社を常に最前線に押し出す努力をしている」
「毎日毎日『勝ちたい』という気持ちで出社しなければならない。切羽詰まったときにこそ、最高の能力を発揮できる」
「成功の鍵は、的を見失わないことだ。自分が“最も力を発揮できる範囲”を見極め、そこに時間とエネルギーを“集中”することである。会社の“価値観”や“報奨システム”もこの考えを反映すべきである」
「株式を公開する準備をしていたとき、普通では考えられないほど大量の株の所有権(ストックオプション)を従業員に与えることにした」
ところでここで一言、マイクロソフトの報酬は特別なスキルを持った人材以外は特に多かった訳ではなかったようです。しかし、大量の株の所有権(ストックオプション)によって億万長者になった人たちも多くいたのは確かなことです。が、一方で「燃え尽き症候群」で“リタイア”する人もいたようです。
「マイクロソフトでは起業家的な発想が今後もずっと大事にされるだろう。なぜなら、我々の大きな目標は『生まれ変わること』だからだ。我々の製品に取って代わる製品を生み出すのは、他社ではなく我々自身でなければならない」
けれど今は、有力ベンチャー企業の買収でこれを補完しているようです。
第2次産業革命のその昔、リスクを賭けて借入等で“資金”を得て設備投資した多くの経営者は自社を興隆させることに成功しました。第3次産業革命の今日はどうなのか。時代を切り開くのは“知識”であり、自前でかはたまた他の活用かなど方法はあるものの、それを持たなければもはや“機会”はありません。
ゲイツは「今日の情報社会では、人間の知性と技術、そしてリーダーシップが重要な資源だ。これらの資源は、世界中に豊富に存在する。だからこそ、人類の歴史の次の章はとりわけ面白いものになるはずだ」。そして、こんなこと「将来においては2種類の会社があるだろう。ウェブサイトを持つところと、廃業したところ」と言うのです。
ここで極論になるのですが、多くの旧大企業の現状を見てください。規模の大小や業歴に関係なく“AI”や“IoT”等をあなたはどう扱うのでしょうか。新しいなかに多くの“機会”が転がっています。これからは「2種類の会社があります。“AI”や“IoT”等を活用している企業か廃業したとこか」と遠からずになるかもしれません。
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