コネクティングルーム大坪審議官、クルーズ船で「問題行動」報道

2020.03.02
by MAG2NEWS編集部 NK
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新型コロナウイルスの集団感染が確認された「ダイヤモンド・プリンセス」で1日、乗員乗客全員の下船が完了した。船内ではこれまでに705人が感染し、うち乗客6人が死亡。重症者は36人にものぼる。船内で作業した国の職員と検疫官のうち8人の感染も確認された。そんなクルーズ船内で作業にあたっていたとされる大坪寛子審議官(52)が、マスク未着用の姿でしょっちゅう見かけられていたと週刊文春がスクープで報じている。


クルーズ船の対策は正しかったか?

クルーズ船内はゾーン分けが不十分であり、感染患者と装備なしの状態ですれ違うことがあるなどの問題点が、神戸大教授の岩田健太郎医師などから指摘されていた。さらに乗員乗客の下船前の調査は「検温」と「問診」のみだったことも明らかになっている。それでも乗員・乗客、船内で作業した職員などを下船させ、公共交通機関で自宅まで帰宅させたが、下船後に感染が確認されるケースも相次いで発生。このような事態のなか、マスクをせずに作業していた大坪氏には批判の声が集まることが予想される。

「飲食不可エリア」で飲み食いする姿も

文春の取材を受けた医師によると、クルーズ船内で作業にあたる職員は常にマスクをしているように指示があり、外してよい場合は着席して食事をするときのみだった。しかし、大坪氏はマスクをしていない姿がしょっちゅう確認されていたという。さらに、作業場である「サボイ・ダイニング」では食事可能エリアと飲食ができないエリアが分けられていたというが、大坪氏は飲食不可の作業エリアにもスイーツやコーヒーを持ち込み、堂々と飲み食いしていたとされている。これらの問題行動から、全体ミーテイングの場で「マスクをしていない人がいる。着用を徹底するように」「作業エリアで喫食しないように」などと改めて注意喚起されたとのことだ。

同医師は、大坪氏からの指示や問い合わせはまったくなく、全体ミーティングでも一切発言がなかったことから「船内で何の仕事をしているのかまったくわからない」と話す。船内での医療対策本部の事務方トップは、正林督章大臣官房審議官。同じ審議官の大坪氏が舵をとってもおかしくないのだが…。まさか「コネクティングルーム不倫」の件を追及されたくないために、あえてクルーズ船勤務となったということなどまったく無いと信じたい。

source:毎日新聞週刊文春

image by: NEO-NEED / CC BY-SA

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