【Jリーグ】複数クラブから悲鳴も。いつどのように再開する?

 

当面は無観客試合になるのでは?

いろいろな方法が考えられるが「当面は無観客試合になるのでは?」と予想する。当初から村井チェアマンは「無観客試合は最後の手段」とコメントしていたがフェーズが変わっている。「たくさんの試合が中止になるよりは無観客でもリーグ戦を消化した方がいい」というのは明らかである。1試合でも多くのリーグ戦を消化して「75%ルール」や「50%ルール」をクリアするためには再開後の無観客試合は受け入れざる得ない。仮に無観客試合を選択しないのであれば、Jリーグの再開・開幕は大幅に遅れることになるだろう。

「しばらくの間は無観客で試合を行って、より事態が良化したら制限を加えてお客さんを入れるようにする」というのが現実的だろう。具体的に20%や50%といった数字がメディアに流れているが20%だと小さなスタジアムの場合は2,000人~3,000人くらいになる。一方、埼玉スタジアムや日産スタジアムなど大規模なスタジアムの場合は20%でも1万人以上のサポーターを集めることができる。「密な環境を出来る限り作らない」ということを考えると20%というのが現実的だろう。50%になると結構な混雑具合になる。

「万一に備えて自由席をなくして全て指定席にする」というのも考えられる方法である。大きな批判を浴びたK-1 WORLD GPは感染拡大にはつながらなかったが追跡できないと何かと大変である。スタジアム内の移動もある程度は制限する必要があるだろう。試合前やハーフタイムのときのイベントはJリーグ観戦のときの楽しみの一つになるが当面の間は中止の可能性大。また、スタジアムグルメも当面の間は制限されるだろう。他の場所で作ったものを売ることはもちろん出来るが現地で作って販売するのはリスクが高い。

「行列を作らない」ということを考えても全席を指定席にするのは有効な方法と言える。ほとんどのスタジアムは(年間パスのサポーターを除く一般のサポーターは)2時間前の開門でスタジアムに入ってくるがスタジアムの滞在時間は出来る限り減らしたい。「1時間くらい前に開門をして試合が終わったら出来るだけ早く帰ってもらう」というのがベターである。年間パスを持っている人の割合が高いクラブはどういう風に人数を制限をするのか?を考えないといけない。年間パスの人の割合は50%くらいのチームが多い。

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