ゴルフレッスン歴35年のプロ伝授、実力が分かるスコアカード記入法

 

集計スコアの分析

上記の記入法で合計した各項目に注目してください。
合計スコア=ペナスコア+ABスコア+パットスコア+ショットスコアになります。
つまりこの記入法は 合計スコアを項目別に仕分けしている 事になります。
皆さんの目標スコアに対して基準になる数字を確認してください。

75目標=ペナ0+AB 12+パット28+ショット34
そしてパーオン数=10ホール ボギーオン数=7ホール

80目標=ペナ0+AB 14+パット28+ショット34
そしてパーオン数=7ホール ボギーオン数=9ホール

85目標=ペナ1+AB 14+パット32+ショット38
そしてパーオン数=5ホール ボギーオン数=9ホール

90目標=ペナ2+AB 16+パット34+ショット40
そしてパーオン数=2ホール ボギーオン数=9ホール

95目標=ペナ2+AB 16+パット36+ショット41
そしてパーオン数=1ホール ボギーオン数=9ホール

100目標=ペナ2+AB 18+パット38+ショット43
そしてパーオン数=0 ボギーオン数=8ホール

105目標=ペナ3+AB 20+パット39+ショット46
そしてパーオン数=0 ボギーオン数=6ホール

皆さんの平均スコア目標の項目値を確認してみてください。現実には、この数字はプラスマイナスします。生徒さんに多いパターンは圧倒的に 「AB」スコアが多い ことをレッスン歴で確認しています。

AB項目に絞った分析

今回はアプローチとバンカーの簡単な分析をお伝えします。スコアカードの毎ホールを確認していただき、 AB項目に〇がついているホール を探します。ガードバンカーに入れたホールの ABスコアが2打以上 ついている場合、 1回でバンカーから脱出できていない可能性があります。

また、18ホールで何ホールバンカーに入っているでしょうか?私は1Rで0.5~1.2が平均になります。生徒さんにとってバンカーは鬼門です。入れない戦略が大切になります。

バンカーに入れない2種類の作戦

次にアプローチの分析を行いましょう。

ガードバンカーに入れてないホールで ABスコアが2打以上 のホールはありますか?もし1打しかなければ、素晴らしいプレイだと確信しますが、ほとんどのゴルファーは 2打以上のカウントホールが数ホール存在すると思います。

これはアプローチ領域から グリーンに1オンしていない 事になります。メタボリックスコア(無駄なスコア)はABに多く含まれている事が多くのゴルファーの重要課題だと断言します。

メタボリックスコア解説動画

89を目指すには毎ホールの ABスコアを(1打) で決める事が重要課題になります。

90以上平均のゴルファー特長を紹介します。

アプローチ1オンを感情的に行えるか?ピンに寄せたい感情で AB 1オンをクリアできない 為にメタボリックスコアが増える事を感じます。

まずはグリーンに乗せる技術をクリアしてください。ピンに寄せる感情はその後になります。そして37パット以上のパット数ならば、まずは(36)のレベルにする必要があります。

創刊号で紹介した自宅パット練習が効果大です。コースでプレイしている時に、この言葉を心の中で唱えてください。それは 「1パットの前に2パットキープ」!ショートパットでも同じです。(ショートパットだから3パットしない保証はないです)

3パットになる多いパターンは?

ロングパットの距離感ミス(ショート&オーバー)

ショートパットの精度(決めたラインからミス)

※「自宅練習」で相当レベルアップ可能です。

短いパットを入れたい感情で強くヒットする(感情管理)

ではパット数のメタボリックを減らすには?

A 2パットを1パットにする
B 3パットを2パットにする

A,Bどちらが楽だと思いますか?

答えはBになります。

「1パットの前に3パットを減らす」 です。拙書「ショートゲームの思考術」からも確認ください。

具体的な方法論はこのメルマガで紹介していきます。

「今回は縦距離にこだわる」内容をお伝えします。

ロングパットでの 3パットパターンは「距離感ミス」 が多くの原因になります。自分の打順が来る前にボールとカップの高さを確認してください。(スロープレイ防止のために)

1. ボールの方が高い位置にあれば「下りライン」になります。
2. ボールの方が低い位置にあれば「上りライン」になります。

パットの距離感は数字化する習慣~ 動画解説

ここからが重要になります。言葉から覚えてほしいと思います。

下りは「弱く」…

弱くは抽象的です。言葉を換えますので覚えてください。

下りは「弱く」~「弱く」を「短く」にです。

短くならばどのくらい?と疑問が生じます。そこで実測マイナス1.5mとかを決めます。上りならば逆になります。

上りは「強く」~「強く」を「長く」にです。

特に「上り」はカップを超える長さを打たないとショートしますので感情的に 「オーバー恐怖症」になると、なかなかカップまで打てません。

重いグリーンの上りロングパットは意外と 「ショートで3パット」 が多いはずです。今回の「スコア記録法」が習慣になれば今まで見えなかった 「自分のデータ」 が傾向としてはっきり見えてきます。

自分の傾向や平均値が見えてきたら対策に入れます。自分の課題が明確でない時に停滞ゴルファーはすべてを「100点」にしたいと考えますが、現実論は違いますね。

「今の自分を的確に判断し、重要な課題を探す」 これが上達ゴルファーの現実的レベルアップになります。だから 「自分のプレイ傾向」「自分の平均的数字」 を知る事がとても重要になります。

そして 「AB 1オン」 が可能になると、どのような変化が起こるでしょうか?

カードデータに戻ります。

ロングショットを繋げた場合、明確に変化するのは 「ボギーオン数が増える」 事になります。つまり「ボギーオン」できないゴルファーは 「AB 1オン」ができてないゴルファーという事になります。

ボギーオンを習慣にする事の延長が 「寄せワン」レベルが高くなる ことに、つながります。停滞ゴルファーは 「AB 1オン」できてない事を知らないで、ピンに寄せたい感情論に走ります。

逆に言えば 「ピンに寄せたい感情」を消せないから「AB 2以上」になる!ここをしっかりと理解してください。(感情管理がとても重要)

89を目指す重要項目は 「ボギーオン」「AB 1」「パット36/18ホール」 が鍵になる事をしっかりとお伝えしたいと思います。

レッスンキャリア35年の尾林弘太郎プロのが教える
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