日本憎しの韓国が狙うWTO事務局長の座。過去もあった隣国の前科

kou20200709
 

半導体素材の輸出強化監理やいわゆる「ホワイト国」外し等を巡り、日本をWTOに提訴している韓国ですが、その国で通商のトップに立つ愈明希氏のWTO事務局長選出馬が物議を醸しています。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、かつて韓国人として初めて国連事務総長となった潘基文氏が何をしたかを改めて紹介した上で、愈氏が当選した場合にも「あからさまな利益誘導になることは目に見えている」と断言しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年7月8日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【韓国】徴用工問題の報復を恐れる韓国が狙うWTO事務局長

日本「WTO事務局長選挙にしっかり関与する」…愈明希をけん制か

韓国の産業通商資源部通商交渉本部長の愈明希(ユ・ミョンヒ)氏が世界貿易機関(WTO)の事務局長選挙に立候補したことについて、日本は警戒感を強めています。

日本の茂木敏充外相は先月26日の記者会見で、愈明希氏に関する質問に「次期事務局長に求められる資質はいろいろあるが、(中略)主要国の利害を調整する能力が非常に重要」だとして「対応に関しては検討中」と述べました。

こうした日本の反応に対して、韓国では「日本が韓国候補の落選運動をはじめた」と騒いでいます。

日本が昨年7月に韓国への半導体素材の輸出を規制し、8月には輸出特例適用国(ホワイト国)から韓国を外しましたが、これについて、韓国はWTOに提訴しています。そのWTOの事務局長に韓国人がなれば、お手盛りの裁定を行うことは間違いないでしょう。

とくに愈明希氏はこれまでも、日本の韓国に対する輸出管理強化に反発しており、WTO事務局長になって、日本の政策を批判してくることは十分に考えられます。

韓国では現在、いわゆる「徴用工問題」で、8月4日にも韓国の裁判所が日本製鉄の韓国国内の資産を強制的に差し押さえて売却する可能性が高まっています。これに対して日本は強く反発しており、「深刻な状況になる」と警告しています。

韓国では、日本の輸出管理やホワイト国除外も、徴用工問題に対する日本側の報復だと見られています。そのため、差し押さえられた日本製鉄の韓国資産が現金化されれば、日本が直ちに第2次報復に出てくると見ています。

その内容は、日本への依存度が高いシリコンウエハーや、フォトマスクの原材料であるブランクマスク、有機発光ダイオード(OLED)蒸着工程に使われるファインメタルマスク、電気自動車用バッテリーを包むアルミニウムパウチなどが有力な輸出規制対象とみられています。

韓国の資産差し押さえ、日本の第2次報復…運命の8月4日近づく

こうしたことを防ぐためにも、韓国はWTOの事務局長のポストを狙っているわけです。WTOは中国に牛耳られていますが、WTOは韓国が牛耳ろうとしているということです。あからさまな利益誘導になることは、目に見えています。

以前、潘基文が国連事務総長を務めた際、国連を私物化し、周囲を親族で固め、しかも国際紛争を解決する能力がまったくなく、まるで中国のご機嫌取りのようだったため、世界から酷評されたということは、まだ記憶に新しいところです。

イギリスのエコノミスト誌は、2016年5月、同年に任期切れとなる潘基文について、「歴代最悪の事務総長の一人」と痛烈に批判しました。

2009年にはノルウェー国連大使が潘総長を「やる気と学ぶ意欲に欠けているせいで、多くの交渉で影響力を発揮できていない」と批判する文書が流出、さらに同年の2009年にニューズウィークでも、彼を「際立って無能」とする批判記事が掲載されました。

世界で最も危険な韓国人、潘基文

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