中国はウイルス輸出国なのか?今度は致死率80%のエビウイルス

2020.07.16
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by 編集部サトシュウ
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新型コロナウイルスの発生源とされている中国で、また新たなウイルスが流行の兆しを見せている。水産専門誌のみなと新聞が14日、「エビ養殖の世界でも中国を震源とする『DIV1』(十脚目虹色ウイルス)と呼ばれる毒性の強い新種のウイルスが猛威を振るっている」と報じた。すでに台湾への拡散も確認されているが、今のところ人間に感染した事例はないという。

致死率80%を超えるエビのウイルス

DIV1ウイルスはエビ類に対して強烈は感染力と致死力を発揮する猛毒ウイルスで、致死率は80%を超えるという。予防対策や治療法がないことから、エビ養殖業界は今、危機感を募らせている。

ヒトへの感染は確認されていないとはいえ、もしDIV1ウイルスに感染したエビを人間が食べてしまったらどうなってしまうのか。想像するだけでも恐ろしいが、決して起こり得ない話ではない。早急に手を打つ必要があるだろう。

いずれにせよ、ウイルスが発生したのはまた中国だ。新型ウイルスやこのDIV1ウイルスだけではなく、今年に入ってから中国でウイルス発生や細菌による感染症が頻発している。それをまとめてみていこう。

腺ペストに豚インフルエンザ

今月7日、中国北部の内モンゴルで牧畜を営む男性1人が、腺ペストに感染していることが確認された。腺ペストとは、感染したげっ歯類からノミを介して人間に広がる感染症で、中世の欧州では推定5000万人が死亡したとされている。

げっ歯類を捕獲し食べることで感染する例が多く、腺ペストでの死亡率は30〜60%。ペスト菌が肺に回り、肺ペストとなった場合はさらに死亡率は高まるという。

また、6月には中国国内の豚から新型のインフルエンザウイルスを検出し、豚からヒトへの感染も確認されたことが明らかになっている。「G4」と名付けられたこのウイルスは、2009年に流行したインフルエンザH1N1に由来するとされ、すでに多くの豚が感染している。

ヒトからヒトへの感染例はまだ報告されていないが、季節性インフルエンザの免疫では防げないほど感染力が強いというだけに、パンデミックを引き起こす可能性があるとされている。

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今年2月には「ハンタウイルス」感染による死者

新型コロナウイルスの感染がまだパンデミックに至っていなかった今年2月、中国で確認されたのが「ハンタウイルス」。これはネズミが媒介する病原体のウイルスで、中国雲南省の労働者がバスで移動中に急死したという。

2週間の潜伏期を経て発熱や呼吸困難を引き起こすハンタウイルスは、かつては致死率が高かったがものの、現在はワクチンがあり、早期に発見すれば治療が可能だという。

ハンタウイルス感染症ではヒトからヒトへの感染が起こらないと考えられていたが、それを覆す発症事例も出ている。2月の報道以降、目立った報告はされていないが、ウイルスが突然変異することも考えられ、引き続き注意をする必要がありそうだ。
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