(9)ブランケットキックゲーム
生後1か月の我が子にとってブームだったのが、体にかかったブランケットをキックして徐々にはがしていき、最終的にはブランケットを足の下へ追いやるという遊びでした。これを私は、ブランケットキックゲームと名付けました。
あお向けで起きている時に赤ちゃんにブランケットをかけても、足をバタバタ動かして強く蹴って、ブランケットを足下までずらすのが大好きでした。何度おなかにブランケットをかけても、気付いたらおなかの上からなくなっているので、びっくり!
赤ちゃんは動きたくてもまだ歩けないので、手足を動かすのが嬉しいのか、足を活発に動かしてブランケットを動かせるのが楽しいのか、ブランケットキックゲームが大のお気に入りでした。生後1か月なので、できる足の動きは限られていて、あお向けになってM字に曲げた足を下にのばして蹴る動きがメイン。この時期ならではの足の動きを活用した遊びでした。
音楽を流しながら、ブランケットをおなかの上にポンとおくと、楽しそうにリズミカルに手足を動かして、ブランケットをどんどん下へ移動させるので、その姿を見るとほっこりした気分になって、成長が嬉しかったです。一生懸命に足を動かしてブランケットをとろうとする姿は、とても健気で、がんばっている姿に勇気をもらいました。
この遊びは誰が教えたわけでもないのに、赤ちゃんが自ら編み出していたので、赤ちゃんの考えることって新鮮でおもしろいなぁと感じました。
(10)鼻息バトル
赤ちゃんが泣く直前に、泣く前触れがあって、フン、フン、フン、と鼻息が荒くなってから泣き始めることがあります。泣く予兆が見られたときに、泣くのを防ぐための遊びが、鼻息バトルです。
赤ちゃんの鼻息が荒くなりかけているときに、大人もマネしてフン、フン、フンと鼻息を荒くして、赤ちゃんよりも強い鼻息を出して、鼻息の荒さを競うと、なぜか赤ちゃんは落ち着くことがありました。
どんな気持ちなのかはよく分かりませんが、「鼻息の強さの勝負、負けた~!もう泣くのあきらめようかな」なんて赤ちゃんが思っていたら…と想像してしまいます。
(『木村美紀が明かす家庭教育の秘策』より一部抜粋)
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