最初に言ってよ。顧客からの信頼を失う「後出しジャンケン」接客

 

もちろん、そこで「考えてみます」というお客様もいらっしゃいますが、そこで慌てることはなく、「どうぞどうぞ、私たちにできることは全てお伝えしていますから、ゆっくり検討してください」とどっしり構えていればいいのです。

きちんと接客で商品の価値を伝えられていれば、自信を持って送り出すことで、お客様はまた帰ってきてくれます。そうやって帰ってきてくれたお客様は、ちゃんと情報を得た上でそれでも自店で買いたいと思ってくれるお客様ですから、後々も長く付き合うことができるお客様だとも言えます。増やすべきはそういうお客様なのです。

クロージング中の後出しジャンケンは、お客様にお得感を与えるように思われがちですが、それは違います。お客様視点で見れば、慌てて決めにきているように見えるだけで、強く売り込まれている感覚にしかならない行動であり、長い目で見ると、誰にとっても得のない行動です。

ぜひそうしたクロージングについて、どうすれば良いのか考えてみてください。

今日の質問です。

  • お客様が「考える」と言った時につい出してしまいがちな隠し玉にはどんなものがありますか?
  • それを慌てて出さなくて済むようにするには、どんな接客が求められますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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