中国の情報操作・浸透工作はここまで来た。各国マスコミ買収の実態とは

 

「分散」と「自立」と「サスティナブル」

そこにコロナ禍が起きた。世界市場が停止し、輸出も止まった。中国の最大の強みは,最大の弱みに変わった。そして、マスク外交や香港政策の失敗で、世界は中国に警戒の目を向けるようになった。その動きを拡大したのも、インターネットである。

既存のマスコミによる情報操作もインターネットが風穴を開けた。人々はマスコミのフェイクニュースに不信感を抱き、新聞やテレビのニュースを疑うようになった。そして、ユーチューブやツイッターの情報を重視するようになっている。

そして、2020年の米国大統領選挙を通じて、海外からの不当な選挙工作や、浸透工作、スパイ行為等が次第に明らかになっている。

この動きは世界中に拡大するだろう。米国だけが特別なのではなく、日本にも同様の工作活動や嘘が存在するのだ。

分散処理のインターネットは、巨大な組織を解体するだろう。世界的な経済合理性の追求は個人の幸せを阻害するという事実も明らかになる。

人々が幸せを追求するには、分散と自立が重要である。リスクを分散すると同時に、利益も分散する。利益の分散は無駄なのではなく、市場の安定と継続性、つまりサスティナブルな経済に必要なのである。

編集後記「締めの都々逸」

「幸せ探して ストレス溜めて 気がつきゃ老後が忍び寄る」

最近のマスコミはひどいですね。客観報道を忘れて、明らかに世論誘導しています。世論誘導や情報工作をするなら、自らの立場を明らかにして欲しいものです。そして、署名記事などニュースの責任を明確にしてほしい。

事実を報道せずに、情緒的な誘導や不安を煽ることだけを行い、反対意見を封殺する姿勢は、最早マスコミとは言えません。プロパガンダ機関です。

我々は自分で情報を選択しなければなりません。新聞やテレビに依存せず、信頼できる個人の発信を重視すべきでしょう。

インターネットは巨大な組織を解体し、個人の活動を後押しします。報道機関も同様であり、既存の権威は疑って掛かる必要があるでしょう。(坂口昌章)

image by: Alessia Pierdomenico / Shutterstock.com

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