ゼットスケーラー日本・アジア代表の金田博之氏が考える2021年「成長の3条件」~自分の特技を一つ封印しよう。昨年の延長線上にいるかぎり人生は変わらない

 

変える:自分の特技のやり方を変える

  • 2020年に自分の特技を発揮できたことは何でしたか?
  • その特技を発揮できたのはどんな環境下(状況)でしたか?
  • その特技を昨年と違うやり方で取り組むことはできますか?

この3つの質問をぜひ考えてみてください。

その上で、 自分の特技を別のやり方で行う方法を考えてみてください。

その方法を考える上で以下のような質問を自問自答してみてください。

  • 違うやり方で取り組むことで得られる新たなスキルは?
  • 違うやり方で取り組むことで昨年より多くの人を巻き込むことができるか?
  • その違うやり方を考えることであなたに何かクリエイティビティが磨かれるか?

これは、ある状況下で自分の特技が発揮できるのではなく、どんな状況でもその特技が発揮できるようになることを意識しています。つまり 特技の磨き込み です。あなたがこれまで通用してきた特技に頼り続けていては環境変化の中で通用しなくなることが往々にしてあります。しかし、環境変化に適合しながら自分の特技を形態変化させていけば圧倒的な武器になります。 

例えば、以下のような視点で別のやり方に落とし込んでいきましょう。

  • 自分の特技を第三者にもできるように働きかけてみる(上位視点) 
  • 自分の特技を企画やパターンに落として周囲を巻き込む(横視点 )
  • 自分の特技(対面)を完全リモートでできるようにする (将来視点)

捨てる:自分の特技を一つ封印する

  • 2020年に自分の特技を発揮できたことは何でしたか?
  • 2021年に自分からはあえてその特技を実行しないことはできますか?
  • 2021年にその特技を周囲が実行できるように働きかけることはできますか? 

この3つの質問をぜひ考えてみてください。

その上で、 自分の特技をあえて封印する方法を考えてみてください。

さらにこんなことを考えることでその封印の意味合いがわかってきます。

  • その特技を周囲ができるようになることであなたが捻出できる時間はあるか?
  • その捻出した時間で自分が更に磨き込むスキルアップができようになるか?
  • その特技をいざというときにすぐに発揮することができるか?

新しいスキルや経験を身につけてスキルアップができても、やることばかりが増えていっては本末転倒です。新しいスキルを得る代償として必ず何かを捨てる腹ぎめをしておかなければなりません。正確には、そのスキルを封印しておいていざというときにはすぐに発揮できること。だから自分の特技の中から封印できるものがないかを考えるのです。こうして、 今よりももっと大きな仕事、大きな範囲で仕事が回せる ようになってきます。

例えば、以下のような視点で封印してみる特技を考えてみましょう。

  • 自分の得意な企画やプレゼンは誰かに任せて、もっと重要な企画やプレゼンができるようになる(上位視点)
  • 自分が仕切っていた会議を誰かに任せて、発言や実行面で貢献するようにする(横視点)
  • 自分の特技を封印してもしばらく困らない(将来視点)
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