トヨタも導入。質問で人材と組織を成長させる360度評価の実践法をゼットスケーラー日本・アジア代表が解説

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アメリカで誕生し、日本ではトヨタが2020年から導入を開始した「360度評価」。多くの外資系企業が実践しているというこの制度ですが、どのように取り組むことでより効果を上げることができるのでしょうか。今回、MBA(経営学修士)の経営フレームワークを身につける機会がないビジネスマンに、低コストで実践的に学習する環境を「動画」と「テキスト」で提供するメルマガ『金田博之のMBA実践メルマガ~ゼットスケーラー日本・アジア代表が動画と教材で教える経営フレームワークのすべて』では、クラウドセキュリティ業界を牽引する「ゼットスケーラー株式会社」の代表取締役を務める金田博之さんが、360度評価の全体像を解説した後に、現時点で日本に流通してない情報を紹介しつつ、有効性の高い実践法をレクチャーしています。

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外資系企業で実践する360度評価と自己・組織開発

Manager Effectivenessと360度評価

今回のMBA実践メルマガは、Manager Effectiveness。テーマは、外資系企業で実践する360度評価と自己・組織開発です。

グローバルな企業では、Manager Effectivenessという言葉が当たり前のように使われています。

Managerは、そのままマネージャー。

Effectivenessは、「効果」という意味。もしくは「能力」と言ってもいいかもしれません。

つまり、自分はマネージャーとして

  • 効果的にチームとコミュニケーションを取れているか?
  • より効果的に組織を成長させていく能力を備えているか?
  • 適切な行動ができているか?

といったことを考えていくフレームワークです。

このManager Effectivenessの一環として、「360度評価」というものがあります。

360度評価は、私自身も長く実践していますし、多くの日本企業でも取り組まれています。

360度評価とその効果は?

まずは、360度評価とは何かを、私自身の経験談から説明したいと思います。

通常、評価というのは上司から部下に対して一方的に行うイメージがあると思いますが、360度評価は、その名の通り360度の視点。上司だけでなく同僚や部下等、自分を取り囲む様々な視点から評価を受けられます。

そんな360度評価には、下の図のような4つの効果があります。

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英語の図になりますが、4つの項目について解説しますね。

まずは、右上の【INCREASE PRODUCTIVITY】

これは一言で言えば、生産性です。

自分がもっと理解しなければならないことを、虚心坦懐に・謙虚に理解して改善していくことで、自分自身だけでなく組織全体の生産性向上に活きてくるかなと思います。

次に、左上の【EMPLOYEE SATISFACTION】

この言葉の意味は、従業員満足度です。

我々は一方的に話すのではなく、社員や部下の声を聞く。受け止める。そのうえで適切な改善コミュニケーションに努めることで、結果的に従業員満足度の向上につながります。

続いて、左下の【PERSONAL DEVELOPMENT】

これはいわゆる自己開発になります。

360度評価を受けると、非常に耳が痛いようなフィードバックも帰ってきます。その時は「なんで?」って思っちゃうこともありますが、冷静に考えると自分はまだまだここが足りないなと気付き、能力開発するきっかけになります。

最後に、右下の【APPRAISAL】

これは評価ですね。

自分自身が部下や同僚、上司からどんな評価を受けているのかを客観的に見ていきます。

この360度評価は、やはり【評価】というキツイものになりますから、つい感情的になりやすい一面もあります。

評価シートとして帰ってきたフィードバックを見て、「自分はこれだけやってるのに、なんで!」とか、「誰がこんなことを言っているんだ!」等と思いがち。実は私自身も、未だに思うことがあります。

その辺りの心理的コントロールはとても重要で、「SARAモデル」と「ジョハリの窓」で説明をしていこうと思います。

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